正反対なはずでした。〔JW赤×JW緑〕 (ページ10)

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１０* ページ10

重side

重「...ちょっとは落ち着いた？」

しばらく経って、こう聞いてみても返事が無い

重「...やっぱり。」

神山くん、寝ちゃったみたい。

赤ちゃんみたいやな、悪い意味とかやなくて、

めちゃめちゃ可愛ええ。

しっかし...これどうしたものか、

って、待つしかあらへんよな

まぁええやっ！神山くんを観察するから♡←

ちょっと濡れちゃってる長いまつ毛

てか、肌白いな、女の子みたい

何度も染めてるはずなのにサラッサラな髪

ちゃんとケアしてんねや。

なんて、数えたら幾らでも出てくる

なんたって、大好きやからね。

ははっ、←

重「...好きって気持ち、ちゃんと伝わってるんやろか、」

神山くんの頭を撫でながら大きな独り言

重「神山くんに、話すべきなのかな。俺の事」

思い出したくもない、過去。

神山くんになら、教えてもええんやけどな。

なんて考えてたら眠くなってきた。

神山くんと寝るなんて、夢やで。

ぎゅうぅっと強く抱き締めて俺は瞼を閉じた。

重「...おやすみ、」

.

.

神side

えーと...

これはどういう状況なのかしら、

俺、重岡くん抱きしめられたまま、寝ちゃってた？

なにそれ！！！恥ずかしぃ！！！

って、重岡くん寝ちゃってるし、

神「...下から見上げてもカッコイイってなんなん、」

...はっ？！！！？！

いま、なんて言った？！カッコイイ？！！

やっぱ、ホンマに好きなんかな、重岡くんの事

そう思うと顔が熱くなる

神「...ってか、顔整いすぎやん。」

二重幅広いしハッキリとした涙袋もある。

俺よりも体ガッシリしてるし、

...って、起こさなあかんよな、

神「重岡くん、起きて、」

抱き締められてて、身動きが取れないなら声を掛けるしかない

でも、一向に起きる気配がしない

こうなったら、恥ずいけど...

神「大毅、くんっ、」

名前呼び、なんてどうだろう。

すると、ゆっくりと重岡くんの瞼が開いた

神「あ、起きた...おはよ、」

重「...もっかい、」

神「え、？」

重「もっかい、名前でよんで、」

え...

神「むっ...無理っ！、」

重「じゃあ離さへん」

...狡い