正反対なはずでした。〔JW赤×JW緑〕 (ページ19)

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神side

重「神山くんっ、上がったで〜！」

神「ん、あぁ、おかえ...り、」

重岡くんの言葉のせいで頭がいっぱいなのに、

言葉が詰まるくらい、かっこいい重岡くんなんて見せられたらキャパオーバーしてまうよ...

ダメダメ...焦ってるのがバレないようにせな...

神「...へ、」

重「何考えとんのー？」

もう一度顔を上げるとそこには整いすぎてる重岡くんがドアップで...

一瞬、キスされたかと思って意味が無いとわかっていても無意識に唇を触った

どうやらキスはされてないみたいやけど...

重「そんなびっくりすんのぉ？

てか、キスされたかと思って焦ったやろ？笑」

神「へっ、？ち、違...っ」

重「嘘や、顔真っ赤やで？神山くん、」

重岡くんがこっちに擦り寄ってくる

う...っ、そんなん拒否れへんやんか...

重「なぁ？俺、後でって言ったやんな？

そんな、俺とキスすんの嫌なん？」

神「そうやないっ！！...あ、」

重「んはは、素直やな、笑」

恥ず...俺ばっかこんなテンパってんの。

重岡くんのアホ、

重「ずっと意識してたん？可愛ええね、」

神「...んっ、んん...っ、」

キスされてる...俺、今キスされてるんや、

ダメや、なんも考えられへん...

もう、重岡くんしか考えられへん...

重「神山くん...？」

神「...神山くん、やや。」

重「え、？」

神「名前、呼んでや」

我ながら恥ずかしい事言っとるね。

でも、付き合ったのに神山くんってのは嫌やもん。

もっと特別な呼び方をされたい。なんて女の子みたいな事考えてるよね。

重「とも...とか、？変かな？」

神「...っ、それでいい...。」

嘘。

それでいい、じゃなくて、それがいいって言いたいのに。

素直じゃないね、俺の口

重「...ともも、」

神「ん、？」

重「俺の事、名前で呼んで。」

神「...だいき、」

重「...っ、かわいぃ、」

神「〜っ、うるっさい！！」

余裕そうな大毅がうざい。

俺なんか余裕なんて1ミリもないのに、

さっきまで公園で泣いてたやん。

なのに今はめちゃめちゃ笑ってるし

喜怒哀楽が激しい彼氏って、大変そうやね。

彼氏、なんて今は恥ずかしくて言葉に出せへんけどね。