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#45 ページ47

「はーい、主の負け」


「………………」


「んだよその目は…。

別にイカサマなんてしてねぇよ?

疑うなら、もう1回するか?」


「…!!」


僕はこくこくと頷く。

ヴァルは、再びコインを弾こうとした時、


「ちょっと待って…!!」


「んぁ?何か不満か?」


「僕が弾く…」


「おお、成程な。どーぞ」


「…えいっ」


コインを弾き、ペチンと両手で挟んでキャッチ。


「何だよそのとり方」


そんな様子が面白かったのか、

ヴァルはクスクスと笑っていた。


「あ、あんまり上手じゃないの…!!」


「わ…わりぃ…。やっぱ主は最高だわ…。

んで、どっちなんだ?」


「ヴァルが先に選んで…?」


「俺からか?別に良いけど…。んー、じゃあ裏」


「じゃあ僕は表…」


そして恐る恐る上の手を退ける___


────
────


「何で……僕が着るハメに…」


試着室にて、あの服を着る僕が居た。


うぅ…思ってたよりスカート短い……。


「ぬーしー。着れたかー?」


「ま、まだ!!……はぁ…」


「まぁ、しゃーねーよな。

2回目ちゃんと裏だったんだから」


そう、裏だった。

何で…2分の1を2回連続で外したんだろ、僕…。


「大丈夫だって。主は元から女っぽいから」


「そ、そんなこと言わなくていいの!!

ねぇ…何でヴァルは当てれたの?」


「ツイてただけー」


「ほんと…?……まぁ…もう良いけど…。

き、着れたよー…」


靴を履いて、ヴァルの前へと出る。


「おおー…!!予想以上に似合ってるぜ」


「……は、恥ずかしい…」


「大丈夫大丈夫。俺しか見てねーし…。

俺以外にも、見せんなよ?」


「う…うん…。

もう着替えていいかな…?」


「……いや…まだダメ」


そう言われ、手首を引かれて、

広くはない試着室へ連れ戻される。

────
────

リクエストとかあったら聞かせてくださいな…
(・ω・ )(・ω・ )

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朔月(??)(プロフ) - クレキさん» ありがとうございます!!(*´▽`*)主もヴァルもクレキさんを愛します← (2019年5月28日 21時) (レス) id: 677fbe071b (このIDを非表示/違反報告)
クレキ - この2人の雰囲気が温かくて大好きです!主もヴァルも愛してます! (2019年5月28日 14時) (レス) id: ddf6620f0e (このIDを非表示/違反報告)
バキューム砂月(??)(プロフ) - kisaragi_gigoroさん» ありがとうございます!!(´;ω;`) (2019年4月23日 16時) (レス) id: 3aa50aad4f (このIDを非表示/違反報告)
kisaragi_gigoro(プロフ) - 尊きことこの上ない (2019年4月23日 11時) (レス) id: 69904253c9 (このIDを非表示/違反報告)
朔月α(プロフ) - レイアさん» キュ○べぇではないですね笑 (2019年3月30日 17時) (レス) id: ab8cd8723d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朔月α | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/082301153/  
作成日時:2019年1月15日 17時

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