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#41 ページ43

近くにあったクッションを、

ベッドに座るヴァルに投げる。


……も、呆気なくキャッチされた。


「物投げるとか…随分と反抗的だなぁ。

昼間は俺に対して冷たかったし、

こりゃ教育がなってねーのかなぁ?」


ドスの効いた声で、

笑顔を浮かべ、ヴァルは言う。

お、怒ってるのかな………いや、絶対怒ってる…。


「まぁ色々教えてやるのも、守護神の務めだし?

良いんだけど…よっ」


「!?」


何故か、

勝手に体がヴァルの方へと吸い寄せられる。

そして後ろから抱きしめられる状態でキャッチ。


「ほーら、つっかまーえたぁ…」


「お、怒ってるんだよね…!?ごめんなさい!!

いつもされてばっかりだから…

偶には、その…仕返ししたくって…」


「言い訳無用」


ボソリと耳元で呟かれる。


「…さて、どうしよっか。

どうされたい?」


「は、離してほしいな…」


「それは無理」


「え、えぇ…?!何でにゅっ」


話している途中で、片手で両頬を挟まれる。


「ははっ、すげぇもちもちしてる…」


「うぅ…」


「ん?何だよ。こんなもんじゃ満足しねぇぞ?

…もっといじくってやる」


「うりゅううぅ…」


両手で頬を捕まれ、ぐりぐりと弄ばれる。

上手く話せないので、唸り声をあげるしかない。


「くくっ…主、最高におもしれぇよ」


「ううう…」


ヴァルは至福の笑みで、僕の頬をいじり続ける。


…ブレイズさん。

危険に晒されるって、

こういう事例も含まれますかね。

────

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240人の皆様、ありがとうございます(-人-)

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朔月(??)(プロフ) - クレキさん» ありがとうございます!!(*´▽`*)主もヴァルもクレキさんを愛します← (2019年5月28日 21時) (レス) id: 677fbe071b (このIDを非表示/違反報告)
クレキ - この2人の雰囲気が温かくて大好きです!主もヴァルも愛してます! (2019年5月28日 14時) (レス) id: ddf6620f0e (このIDを非表示/違反報告)
バキューム砂月(??)(プロフ) - kisaragi_gigoroさん» ありがとうございます!!(´;ω;`) (2019年4月23日 16時) (レス) id: 3aa50aad4f (このIDを非表示/違反報告)
kisaragi_gigoro(プロフ) - 尊きことこの上ない (2019年4月23日 11時) (レス) id: 69904253c9 (このIDを非表示/違反報告)
朔月α(プロフ) - レイアさん» キュ○べぇではないですね笑 (2019年3月30日 17時) (レス) id: ab8cd8723d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朔月α | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/082301153/  
作成日時:2019年1月15日 17時

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