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#27 ページ29

兵士たちは相変わらず、

鋭い眼光で銃を構えるばかりだった。


「うぅ……ヴァ、ヴァル…」


僕は余裕などなく、ヴァルに抱きつく。


「大丈夫。俺が何とかする。

……しっかり捕まっとけよ…!!」


「え……、う、うわあああ!?」


ふわっと体が軽くなり、急に地面が遠くなる。

そ…空飛んでる…!?浮いてる!?


「このまま逃げても良いんだけど…。

俺が満足しねぇから…ちょっといじめてやるか」


「え…?!こ、殺さないでね…?」


「殺しゃーしねーよ。ちょっと遊ぶだけ。

主こそ、手ぇ離すなよ。

俺から離れた瞬間に浮上呪文解けるから、

地面に落ちちまうぞ」


言い終わると同時に、急降下を始める。


「お、降りるなら降りるって言ってよおおお!!」


「おい!!大人しく投降しろ!!」


「生憎、そのつもりは無いっ」


ヴァルがそう言うと、

銃からレーザーの光線が向かって飛んできた。

飛行しながら、スレスレで避ける。


「うわー、抵抗したら容赦無しかよー。

よいしょ……ちょっとお借りしまーす」


「…?」


やっと地面に着地し、


ある意味恐怖で埋め尽くされている状態の涙目で見ていると、


ヴァルは住宅の影に手をかざして、

2匹の虎を創り出した。


「と……虎…?!」


「よく図鑑で見てたからなー。

動物なら大抵いけるぜ」



ヴァルの創り出した虎は、

恐れることなく立ち向かっていく。


光線銃で撃たれても、直ぐに再生して、

再び立ち向かう。

影だから、ノーダメージなのかな…。


「一部を壊されるぐらいじゃ倒れねーよ。

原型を壊される攻撃なら…消えちまうな」


それでも圧倒的に、ヴァルが創った虎……

ヴァル虎?…の方が優勢だった。


「……お。一段落したみてーだ」

「お疲れさん」と、ヴァルは虎に声をかけ、

虎は出てきた影へと戻って行く。


「つ、強いね…ヴァル虎……」


「だろ。ヴァル虎。

…ヴァル虎って何だ?」

────
────

評価が190を超えてて、順位もなんか3位とか訳分からないことになってて本当にありがとうございます(文章力皆無)。
初めて一桁順位を取りました。

ちょっと落書き。



なんかこの台詞を使いたかったんです…。





「ぬいヴァるみ」です。

「ぬしぐるみ」もいつか描きます笑

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朔月(??)(プロフ) - クレキさん» ありがとうございます!!(*´▽`*)主もヴァルもクレキさんを愛します← (2019年5月28日 21時) (レス) id: 677fbe071b (このIDを非表示/違反報告)
クレキ - この2人の雰囲気が温かくて大好きです!主もヴァルも愛してます! (2019年5月28日 14時) (レス) id: ddf6620f0e (このIDを非表示/違反報告)
バキューム砂月(??)(プロフ) - kisaragi_gigoroさん» ありがとうございます!!(´;ω;`) (2019年4月23日 16時) (レス) id: 3aa50aad4f (このIDを非表示/違反報告)
kisaragi_gigoro(プロフ) - 尊きことこの上ない (2019年4月23日 11時) (レス) id: 69904253c9 (このIDを非表示/違反報告)
朔月α(プロフ) - レイアさん» キュ○べぇではないですね笑 (2019年3月30日 17時) (レス) id: ab8cd8723d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朔月α | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/082301153/  
作成日時:2019年1月15日 17時

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