#13 ページ15
────
「あー…腹減ったなぁ……。
ほら、好きなのとって食べろよ」
今僕たちが何処に居るかと言うと。
豪華なホテルの、バイキング会場。
そこには、美味しそうな料理は勿論のこと、
高ランクの人間や、その守護神などが居て。
明らかに、僕だけ場違いだった。
「ね、ねぇヴァル…ここはやめようよ……」
ぎゅっと、ヴァルのロングコートを掴む。
「あ?何でだよ」
「だ、だって…!!僕だけ全然身分が違うし…!!」
「大丈夫だって、気にすんな。
俺もう腹減って死にそうなんだよー」
そう言って、
ズルズルと僕を引きずるようにして連れていく。
「ほら、お盆持って。フォークとスプーンと、
それからお皿も乗せて…」
目をぱちくりさせている間に、
ヴァルが色々やってくれる。
取り敢えず、今はヴァルについて行こう…。
でも…本当に美味しそう…。
まともな食事が出来ていなかった僕にとっては、
もう信じられないような光景だった。
「要るのあったら言えよな。
取ってやるからよ」
「あ…ありがと……」
そして、ウィンナーとかハムとかパスタとか、
とにかく色々取ってもらって…。
あと、2人でパンを備え付けのオーブンで軽く焼いたりして。
取り敢えず、すごく美味しそう…。
「あ、テラスの席は誰も居ないみたいだな。
そこ行っていいか?
ワイワイガヤガヤな所…
あんまり好きじゃなくてよ…」
申し訳なさそうにヴァルは言った。
「全然良いよ…!!寧ろ、僕も同じだから…」
「そっか。…サンキュ」
585人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
2次元へ行った時の貴方の容姿は…
【BL】「し」かしながら、僕と契約したSランクの守護神が、性格がドSの疫病神だった...
「男主」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
朔月(??)(プロフ) - クレキさん» ありがとうございます!!(*´▽`*)主もヴァルもクレキさんを愛します← (2019年5月28日 21時) (レス) id: 677fbe071b (このIDを非表示/違反報告)
クレキ - この2人の雰囲気が温かくて大好きです!主もヴァルも愛してます! (2019年5月28日 14時) (レス) id: ddf6620f0e (このIDを非表示/違反報告)
バキューム砂月(??)(プロフ) - kisaragi_gigoroさん» ありがとうございます!!(´;ω;`) (2019年4月23日 16時) (レス) id: 3aa50aad4f (このIDを非表示/違反報告)
kisaragi_gigoro(プロフ) - 尊きことこの上ない (2019年4月23日 11時) (レス) id: 69904253c9 (このIDを非表示/違反報告)
朔月α(プロフ) - レイアさん» キュ○べぇではないですね笑 (2019年3月30日 17時) (レス) id: ab8cd8723d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:朔月α | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/082301153/
作成日時:2019年1月15日 17時