ケーキ ページ45
様子を伺うように下からおにーちゃんをチラッと見ると、ぽんぽんと頭を撫でられる。
す「…あんま、心配かけんな」
「ん、気をつけます」
す「わかればええねん」
眉をハの字下げて、小さく笑うおにーちゃん。
やっと、怒ってないということが確信できて、安堵の溜息が漏れる。あー、よかった。もう心配かけないように気をつけよう。そう誓った。
「さっきヒナちゃんに何言われたん?」
にっこにこでおにーちゃんに聞いたら、おにーちゃん、ヒナちゃん、よこちょが一斉にこちらを見る。ん?あれ?聞いちゃダメなことやった?またまたアイコンタクトを取る3人。それ、ずるい。
村「A、それは言われへん。秘密や」
「えーーー!!!ずるい!教えて!」
村「あかん。秘密や」
「ヒーナーちゃーんーーーー!!!」
ヒナちゃんに説得されて、聞くのをしぶしぶ諦める。おにーちゃんとよこちょはゲームを再開してて、もう話しかけるタイミングがない。わざとだ。2人に聞くのも諦めるしかない。
小さい頃も、おにーちゃんにひっついて回るわたしに優しくはしてくれてたけど、どこかで仲間はずれにする。ちょこっとさびしい。
村「せや!ケーキあるで!」
「ケーキ!?!?」
ぶーぶーしてると、ヒナちゃんが思い出したようにケーキの話をし出した。お土産に買ってきてくれたんやって。ヒナちゃんと冷蔵庫開けたら、ほんとにケーキの箱が入ってた。さっきなんで気づかんかったんやろ!!!
「ヒナちゃんどっち食べる?」
村「Aが先選んでええで」
「優しい〜♡ じゃ、いちごにする!」
おにーちゃん達の分もお皿に取り分けて、先にヒナちゃんに運んでもらう。ルンルンでインスタントコーヒーを準備。わたしは飲めないからオレンジジュース。4人分の飲み物を用意して、こぼさないように気をつけて運ぶ。
村「あああっすばる!」
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おゆ(プロフ) - Nakamuさん» パスワード解除いたしました!!!お待たせしました!^o^ (2019年6月21日 12時) (レス) id: 8d8c895fb1 (このIDを非表示/違反報告)
Nakamu(プロフ) - 初めまして、続編のパスワード教えて下さい!!よろしくお願い致しますm(*_ _)m (2019年6月21日 9時) (レス) id: f5561078e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おゆ | 作成日時:2019年4月17日 0時