やんきーくんと元やんちゃん【青】

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バスに乗って一個先のバス停から、同じ学校の制服来た女の子が乗ってきた。俺の方はみらんと、一番後ろの俺とは反対側の端っこにそのまま座った。









(1年っぽいなぁ……あ、デカイため息。笑)









膝の上に抱えとるリュックに顔埋めて、寝たふりしながらチラッと女の子の方を見てみる。第一印象は、ポニーテールとくりくりの二重。きちんと束ねられず、少しルーズにまとめた髪の毛。薄いリップくらいしか塗っとらんようにみえるけど、はっきりした顔立ち。背は…ちっこい。座っとる姿見ると、ちょこん、っていう表現がしっくりくる。







鞄とか制服とかは普通なのに、耳にだけちっこい石が付いたピアスついとるのが、なんか、気になった。









(………あ、これ、寝るぅ………)









バスで20分の道のり。過去にも何度か寝過ごしたことがあって、そっからはなるべく寝らんようにしとったのに…睡魔には逆らえん。睡魔に逆らわずに、そのまま寝るの、めっちゃ気持ちいいやん…これは、もう、仕方ないわ。







バスの心地いい揺れを感じながら、俺はそんまま瞼を閉じた。

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