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07 ページ9
Aサイド
時差。
時差で甦る。
記憶と過去。
『私は…』
自分の異能まで忘れていた。
『私は貴方と兄妹…』
「思い出しましたか」
…今まで普通に暮らして来たのに…
「なぜあの時逃げたのです？」
『私は…いや、この異能は他の人にも憑るから』
『貴方まで私を忘れて欲しくなかった』
母が私に着いて来たのもそう。
異能がうつって母はフョードルの事を忘れたから。
だから母は私を一人っ子だと思っている。
私も、異能が解けるまでそう思っていた。
「…どう思いますか、この状況に」
この状況…とは
手首に兄(？)と繋がった手錠
なんか知らない場所
ウェイトレスたくさん
飯うまうま
……。
『さ…最高？』
「そうですか、なら良かったです」
手錠は可笑しいけどね。
『手錠は取って…！』
「いいでしょう。まぁ逃げれないのですからね」
怖い怖い！！
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作者名：不夜城 | 作成日時：2023年1月16日 19時
