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いらんって断ると泣きそうになる流星が
ちょっと可愛くて、でもしんどそうで、
望「流星が近くにおってくれるだけで、
十分暖かいねんで？」
そう伝えると、彼は素直に俺の背中に
手を回してくるもんやから、
俺のことは大好きなんやろな、これ自慢。
望「......あ、太陽出てきた、」
流星「......わ、、」
小さな公園が光に照らされて、
抱きついとった体をゆっくり離す。
望「......綺麗やなあ、」
隣を見て、思わず息を飲んだ。
......だって流星、泣いてん、
ほんまやで？キラキラ光る太陽に
負けへんくらい、目を輝かせて泣いててん。
モコモコのマフラーから少しだけ
顔を上げて、太陽を見つめる横顔が
あんまり綺麗で儚くて、
このまま消えてまうんやないかって、
望「......ぁ、の、」
こういう時って、案外なんて言って
ええか全然分からんねんな、
流星「......のぞむ、？」
望「ん？」
流星「......俺さ、今すぐ消えて
おらんくなってもええってくらい、幸せ、」
えへへ、とこっちを見て笑う彼は、
朝の光に照らされて眩しくて。
流星「......ん、っ、、のん、、」
頬に添えた手のひらと触れた唇から
流星の熱さを感じる。
ゆっくりと体を離すと、重なっとった
唇も自然と離れた。
望「......ごめん、耐えれんかった、」
俺がそう言うと、ふふって笑って
頬に伝う涙を拭った流星は、
俺の背中に飛び乗った。
流星「......罰として、俺を家まで
おんぶして送りなさい、」
望「......わかりました、(笑)」
1月1日の朝の太陽が存在感を放つ公園。
俺ら以外に誰もおらん砂場に、
流星を背中に抱える俺の影が伸びる。
流星「......2021年の初日の出も、
ここで一緒に見たいな、」
流星の低い声が上から降ってきて、
ああ、眠い時の声やなって、
これ、帰ったら寝るやろなって、
望「.........せやね、」
流星「......これさ、あけおめの時に
言おうと思っててんけど、」
あけおめの時、？
ああ、きっと年が明けた瞬間かな、
流星の天然ボケは何回聞いても
全然慣れへんなあ、
ひとりで小さく笑っとると、
上からすうっと愛しい呼吸音がする。
流星「......今年もずっと、望が好きです」
fin.
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夏空(プロフ) - みいさん» ありがとうございます〜（ ; ; ）書いているこっちもりゅせじゅん良いなあと思いながら書かせて頂きました！ぜひぜひまたリクエストしてください〜待ってますね！！ (2020年3月24日 10時) (
レス) id: eb910860dd (このIDを非表示/違反報告)
みい(プロフ) - 夏空さん！リクエスト答えて頂きありがとうございました！もうめっちゃ良かったです(；；)やっぱりゅせじゅんはたまらんです.......！また淳太くん受けのお話リクエストさせてもらいます！本当にありがとうございました！ (2020年3月23日 22時) (レス) id: 6569061aa0 (このIDを非表示/違反報告)
夏空(プロフ) - いにさん» コメントとリクエスト、ありがとうございます（ ; ; ）とても久しぶりのきりしげなので、楽しく書かせて頂きます！！これからもぜひ、お付き合い頂けると嬉しいです◎ (2020年3月23日 16時) (レス) id: eb910860dd (このIDを非表示/違反報告)
いに(プロフ) - はじめまして。夏空さんのお話、とっても大好きです！リクエストなのですが、リアル設定で、重岡くんが体調を崩して照史くんが看病をするお話が見たいです…！語彙力も想像力もなくて伝わりにくかったらごめんなさい。これからもお話楽しみにしています！ (2020年3月23日 11時) (レス) id: 3871253c01 (このIDを非表示/違反報告)
夏空(プロフ) - ほくさん» わざわざコメントありがとうございます（ ; ; ）長くなっちゃって申し訳ないです。ぜひまたリクエストお待ちしてます！！ (2020年3月11日 17時) (レス) id: eb910860dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏空
| 作成日時：2019年12月29日 11時
