エンディング 4

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「はい！じゃあここ通します3.2.1！」









リハが始まって30分。
今回は激しめのダンスもかなり取り入れた
おかげで、後半始まってからの疲労は
みんな凄かった。






そんな中、やっぱり気になるのは1名。









大毅「......はぁ、、っぁ、、は、、」









淳太「......大丈夫？やっぱキツいん、」









俺より完全に息が上がってもうてるしげの
肩をぽんと叩くと、しんどそうな顔は
一瞬で笑顔へと変わる。








大毅「はぁ、、なんや、、淳太かよ、へへ」










淳太「へへ やないねん、休んどき？」








大毅「まだまだやってじゅん兄ちゃん♡」









淳太「......頭おかしなったんか」









汗が止まらん首筋に手を当てると、
今度はパシンと払われる。










大毅「............っ、やらせて、」









淳太「......ぁ、ごめん、」









咄嗟に出た「ごめん」は、
きっとしげが怖くなったから。






しげの声は、さっきまで
ふざけとった時とは違う、
今すぐにも消え入りそうな声やった。









大毅「......く、るしなったらさ、

じゅんた呼ぶ、やから大丈夫、」









淳太「約束やで、」









不安そうな目の中に、確かに
やる気という光るものが見えた。



しげやって、長年この病気と
付き合って来とるんやから、
もうすぐ限界が来るなんてことは
たぶんわかっとる。







ほんまに、プライド高くて困るわ、
そういうとこも、しげの長所なんやけど。

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