貴方は誰？ ページ2
如何してこんな事になってしまったんだろう。気が付くと私は知らない男の人達に拉致されていた。口にはテープのようなものが貼られ手も足も紐で拘束されていた。当然動く事は出来ない。
「大人しくしてろよ？嬢ちゃん。」
「そうだぜ。悪い様にはしねえからよ。」
そう言うと男達は楽しそうに私の髪や体に触れる。それが不快でどうしようもなくて、けれど逃げることは出来なくて只耐えるしか無かった。極力相手を見ないように壁や床に視線を移すと何かが見えた気がした。薄い青色の人型のようなものが。
「…ちょ〜っと目ぇ瞑ってろよ」
不意に耳元で楽しそうな声が聞こえて私の視界は何者かによって閉ざされた。次の瞬間、男達の悲鳴が聞こえ…やがて静かになった。
私が目を開けるとそこには人形程の大きさになった男達が血だらけで倒れていて、赤い服を着た背の高い男の人が立っていた。
「任務完了……っと。ああ、そうだ。」
そう言うと男の人は私の拘束を解き笑顔で話し掛けてきた。
「大丈夫か？Gattino．」
「あ……大丈夫…です…」
「ん、そうかそうか。ちゃんと声も出てるし目立つ傷もねえから特別何かされた訳じゃなさそうだ。」
目の前の男は長々と何かを話していたが私には後ろに居る水色の人型のような形をした何か、が気になって仕方がなかった。
「あ…の……」
「ん？どうした」
「その、後ろに居る人…？って何なんですか…？」
「…！！お前……幽波紋が見えんのか？」
「すたんど…？」
「……まあ、いい。これから聞きゃあいいんだからな……」
そう呟くと彼は困惑している私を片手で抱き上げ目隠しをし何処かへ向かって歩き始めた。
「暴れちゃ駄目だぜ？Gattino.」
……To be continued
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Sino(プロフ) - すみません！外したつもりになっていました。御指摘ありがとうございます。 (2020年4月8日 13時) (
レス) id: 428c83cbee (このIDを非表示/違反報告)
あめめ - あの、オリジナルフラグを外してください。 (2020年4月8日 13時) (レス) id: c283a9fbdc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：死無 | 作成日時：2020年4月5日 23時
