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.
｢…ん｣
気がつくと、、
ベットの上に綺麗に雫が取られた状態で
タオルに巻かれて横たわっていた。
｢…ふっ、｣
…何してんだろ。
また太輔に迷惑かけてさ。
最低。
.
おでこに乗せられたタオルが悲しすぎて、
どんな思いで私をここまで運んだの？
って思ったら勝手に涙が出てきた。
f｢…A？｣
ドアの前で服を着た太輔が、私を見て泣きだしそうに笑う。
f｢良かった、気がついて。｣
｢ごめん…｣
私の涙を拭いながら
安堵の表情を浮かべる太輔は隣に座ると、
少し怖い顔になって
f｢死ぬ気？｣
尋ねてきた。
｢そう。
…って言ったらたーくん怒るね。｣
f｢うん、すごく怒る。
でも、どうして？｣
私に服を着せながら哀しそうな瞳で、
f｢どうして死のうなんて真似したの？｣
苦しそうな彼の顔に
一筋だけの涙が落ちる。
｢…なんで、たーくんが泣くのよ。｣
f｢Aが沈み続けたのは…俺のせい？
__泣いたとか、重いこと言ったから。｣
f｢俺、は、 Aを苦しめてる…？｣
｢違うの
あの、ね、？
私、星哉からプロポーズされたの。｣
f｢え…｣
いつ言おうか、
言ったら彼はどんな表情になるのか。
怖かった。
でも、、恐れるのをやめた。
彼は、
私に正面から向き合おうとしてくれてる。
なら、私もって。
正面から向き合うよ。
.
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作者名：れんり。
| 作成日時：2019年3月3日 14時
