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エレベーターで下へ降り、

マンションの外へと出れば、




私の住んでいる所には似合わない、



黒塗りの外車が
私が乗りやすいように停められている。







後部座席に乗り込めば




f「おまたせ、会いたかった」





運転座席から振り向いて言ってくれるサングラスの男。




「私も。」




返事に嬉しそうに微笑めば




f「動くね」




エンジンをかけて彼の家へ車が向かう。



ついさっきまで泣いていた私としては、



数分前まで、画面の中で妖艶にそして、哀しく歌っていた彼が目の前にいる訳で。



私だけ勝手に気まづく感じてしまう。




f「A?」




やっぱり、太輔はそーゆーとこに敏感で。


心配そうに私を鏡越しに見つめる。




「…なんでもない。」



f「泣いてたの?」






内心は「なんで気づいたの…っ」ってパニックになってるけど。




「どうして?」




無表情で尋ねれば




f「目が少し赤いし、ちょっと腫れてるから」




ミラー越しに目を合わせて

私を見続ける。









どうしたの?なんか変だよ。






そんな声が瞳から聴こえてくるくらい。









都心の夕方は嫌い。




だって、暗くないから。









光がなければ漆黒な車内でも



嫌という程表情が、心情が、







______読み取れてしまう。








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作品ジャンル:タレント
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作者名:れんり。 | 作成日時:2019年3月3日 14時

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