また、俺だけ見てくれへん？【rb】【wrwrd】【学パロ】

2.桃瀬さんち ページ3

「配達行ってきます。」







次の日。







昨日のロボロさんの事を考えながら、野菜配達をしていく。







八百屋に行けないお年寄りの方が多いから、毎回飴を貰うんだよね…。







美味しいから良いんだけどさ。







口の中に広がるべっこう飴の甘さをかんじながら、鼻歌まじりに自転車を漕ぐ。







エリちゃんたち、大変かな。







言わなきゃ良かった。







少しの後悔の苦さもべっこう飴に消されて行って。







飴くれたお婆ちゃん凄いなぁ…なんて考えた。







桃瀬「おぉ…！Aちゃんやないかぁ…！！

「あｯ、桃瀬さん！」







桃瀬さん……私の家の八百屋さんの配達サービスの常連さん。







確か私の通う高校に孫が居るとか、なんとか。







「これから何処かに行かれるんですか？」

桃瀬「おん…！これからなぁ、ゴルフにねぇ…。」

「良いですねぇ…！！気を付けて行ってきてくださいね！」

桃瀬「勿論や！…気を付けて、配達してね。」

「ありがとうございます！」







桃瀬さんに手を振って、私は配達を続ける。







桃瀬さんち、少し遠いからいっつも最後なんだよね。







少し話せるから良いんだけど。







「よし。」







残された野菜配達は桃瀬のみとなった。







今日は奥さんが出てきてくれるのかな。







いつも飴くれるんだよね…少し楽しみ？かも。







ふふ、と笑って桃瀬さんちのインターホンを押した。







「野菜配達に来ましたー！八百屋・ベジタリアンです！」

3.配達の顔と学校の顔→←1.見たことある展開

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