13.帰ろか！ ページ14
「えっと…あの…。」
少しだけ顔が熱くなるのがわかる。
何にも言えずに、口をパクパクと開け閉めした。
チーノの事は友だちとしかみた事は無い…のだけれど。
「えと…私は…。」
チーノの純粋な橙の瞳が痛くて。
答えるのが怖くて。
少しだけ困ってしまった。
「まだ…わかんな…い…。」
彼の瞳から目を逸らして呟く。
張り詰めていた空気が、ふっ、と緩んだ。
ci「ほーか。」
「うん…。」
ちいさな声で、ごめんね。と言う。
ci「いや、俺こそ変な事言ったわ。…ごめんな。」
チーノは少しだけ寂しそうに微笑んで、またポンポンと頭を撫でてくれた。
彼の瞳を見つめて、眉を下げる。
ci「じゃ、帰ろか！」
「そうだね。」
ゴンドラから降りて、元気よく言ったチーノに頷いた。
エミエミランド前駅に向かいながら、少しだけ俯く。
前と同じように接せるのかな…。
大丈夫かな。
そんな不安が渦巻く胸を抑えて。
電車に乗り込んだ。
遠ざかっていくエミエミランドの明かりを眺めながら、ふっと気が緩む。
ci「寝てええよ。…ゆーちゅ駅に着いたら起こしたるから。」
「うん…。ありがと…。」
カク、と倒れかけた頭が柔らかいものに乗っかって。
そこで、私の意識は途切れた。
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あのののの - ああああああ。チーノが尊い。夢主ちゃんも尊い。 (2020年5月10日 2時) (
レス) id: eeb9744d1e (このIDを非表示/違反報告)
ネル(プロフ) - おいちこさん» レス遅れてすみません。 案をお借りさせていただきました…！！ありがとうございました。 これからもよろしくお願いします！ (2020年3月18日 18時) (レス) id: 138836bbb2 (このIDを非表示/違反報告)
おいちこ - やっふぅぅぅっ！！！待ってました最高です！！あのもしかしてこれ、私の案1ミリくらい入れてくださってますか、、？やとしたら嬉しすぎます。しねます。 いやぁ、これからが楽しみですっ！おすわりしてステイしてますっ！！ (2020年3月18日 17時) (レス) id: c71da133ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ネル
| 作成日時：2020年3月18日 13時
