【d!】they love【z/m】 (ページ15)

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zm 16 _ I know god ページ15

【それで1つ思いついたんだけど、2人があの時出会わなかったら多分こうならないのでは、と思った。

そしたらグルッペンも別の人を好きになっているはず。】

「は!?」

突然のぶっ飛んだ発言に思わず口を荒らげる。

「俺とAが出会わなかったら何も始まらないやん。これまで助けてきたのになんでそんなに適当な考えなん？何か勝算はあるん？」

【勝算はないけど、2人ならあの時出会わなくても2人は見つけ出すと思う。

運命というのは例え未来が変わったとしても変わらないものがあるからね。

俺はそう思ってる。】

グルッペンのAへの愛を消す、や追加でグルッペンの記憶を消す、などの別の方法を行いたいらしいがそこまでの力はもう彼には残っていないらしかった。

「…せやな。記憶がなくなったとしても、あの時出会うことがなかったとしても俺はAと別のところで出会ってまた好きになる自信はあるしな。」

俺達の愛の深さの見せ所ってところやな。

【流石、脅威さんですね。】

「やろ？

でも、お前はそれでええん？神様やなくなるんやろ。」

俺はそれが不思議だった。少し手当をして育てただけだ。それだけでこんなにしてもらうのは分が悪い。

【命の恩人には倍にも100倍にも恩を返すつもりだからね。

鶴の恩返しならぬ神の恩返し。俺は俺のしたいようにやるから気にしないでいいよ。】

やっぱりペ神は神様だなと改めて実感できるほど優しい言葉だった。