30t ページ31
皆が準備をし始め、私も同様小走りで武器保管室へ銃を取りに行く。
ホルスターにセットして出たところで葛城さんが才木さんに声をかけていた。
「陣内を連れて現場に来い」
「また?」
すれ違う際に不満そうに嘆息するのが聞こえた。
それでも、彼は真面目だから上司である葛城さんの命を無視することはないのだろう。
そんなことを思いながら席に戻る。
「一応、田辺も着いて行け」
いつものバッグを肩にかけた直後、何故か私も陣内さん捜索隊に加えられてしまった。
つい敬語を忘れて「は!?」と葛城さんに叫んでしまう。
「何だ、嫌だったら才木1人に任せるが…」
困ったような顔する葛城さん。
私も探しに赴いた方がいいかと考え直して渋々承諾する。
「あ、いえ。失礼しました、すぐ連れ戻します」
頭を下げた私は、今まさに出ていこうとしていた才木さんを呼び止めて駆け寄る。
「着いて行くよう言われたので一緒に向かいましょう」
「分かりました。この前のパチンコ店でいいですよね?」
質問に首肯し階段を下って1階へと降りる。
それから、事務所から500mもない店へとジョギング程度で移動をするのだった。
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クロ(プロフ) - た!!!さん» コメントありがとうございます!そう言って頂けてとても嬉しく思います♪なるべく今日中に更新したいと考えておりますので楽しみにしてくださいな (8月23日 16時) (
レス) id: 6b6cbcfbd1 (このIDを非表示/違反報告)
た!!!(プロフ) - はじめまして!この作品読むの楽しくてつい一気読みしちゃいました!更新楽しみに待ってます!!! (8月23日 15時) (
レス) @page48 id: 07f2555b89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:クロ | 作成日時:2025年8月6日 18時


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