ノルウェー・ドラゴンのノーバート05 ページ43
セレナたちは、ハグリッドの小屋に通いながら対策を考えていた。
図書館に通ってドラゴンのことを調べたりもしたが、何の収穫を得られないまま日々が過ぎた。
ただ、セレナがある時一つの道標を見つけた。
それはすれ違ったハッフルパフ生を見かけた時に思いついたことだ。
「そうよ、スキャマンダーさんに相談すればいいんだわ」
セレナは早速手紙を書いて送ると、翌日になると思った返信だったがその日のうちに返ってきた。
三枚綴りの内容で、殆どドラゴンについて興奮したのかドラゴンの素晴らしさが長々と書かれていたが、最後の最後に知り合いがルーマニアのドラゴン保護区で働いているから伝えておくと書き記されており、セレナは漸くホッと安心した。
それから数日後、ニュートの知り合いという人から手紙が送られてきた。
セレナはホクホクとした表情で差出人を確認すると、その表情がピシリと固まった。
「『Ms.ウィンクルム
初めまして、お話はスキャマンダーさんから先輩を通じて聞きました。
まさかハグリッドがドラゴンを飼育してるなんて...。僕の時でもせいぜい大きな蜘蛛だったはずなのに。
さてと、ドラゴンは僕達保護団体が預かろう。
詳細は弟を巻き込む形になるが、弟に手紙を送るよ。
同じグリフィンドール生だ。なんとかなるだろう。
それでは、また。
チャーリー・ウィーズリー』」
「僕は何があっても巻き込んでいいと思ってるの！？」
「そこじゃないよロン。...でも、これで一歩前進だ。」
そしてその日の夕方、ロン宛に手紙が届いた。
そこには、土曜日の真夜中に一番高い塔にリッジバックを連れてくることと、同僚たちが引取りに行くという事が書き記されていた。
「透明マントを使おう」
「リッジバックとハリーは確定として...あと一人くらい？」
「いや、ギリギリ三人かな？」
「お兄さんが来るならロン確定でも良かったけど...」
ハリー以外の三人で顔を見合わせる。
セレナから見た二人の目は、表情には出さないーーロンは出てたーーものの好奇心で目を輝かせていた。
「わかった。私はお留守番してるから、三人で行ってらっしゃい」
「ありがとう、セレナ！」
「絶対成功させるわ！」
意気込む三人を微笑ましく見つめる。
このまま、何も無ければ良いのだけれど...。
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レン(プロフ) - pecoさん» pecoさん、コメントありがとうございます！夢主ちゃんには暗躍してもらって笑この長年続く因縁に決着つけて頂きますので、これからも夢主共々この作品をよろしくお願いします (2022年11月21日 20時) (
レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
peco(プロフ) - マルフォイ可愛いくて大好きです！夢主ちゃんにはぜひスリザリンとの溝脇を埋めて欲しいです！更新楽しみにしてます！ (2022年11月21日 19時) (レス) @page40 id: 513ec929f7 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - チーズバーガーをチーズぬきで！？さん» コメントありがとうございます(*^^*)更新遅めですが、楽しんで頂けたらと思います！これからもよろしくお願いします！ (2022年10月13日 21時) (レス) id: b7c954aa2e (このIDを非表示/違反報告)
チーズバーガーをチーズぬきで！？ - セブルスが親だったら確かに厳しく育てられそうなイメージがあります。あっ、最近見始めました。ハリー大好きなので、ハリー落ち嬉しいです！今後の展開、ワクワクします(*^O^*) (2022年10月13日 18時) (レス) id: 658ba4281a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レン | 作成日時：2022年9月4日 21時
