クィディッチ08 ページ22
「ハリー！！」
「セレナ！！」
地上に降り立ちセレナが勢いよくハリーに抱きつくと、ハリーも彼女を受け止め喜びを分かちあった。
お互いの初プレーに初勝利。嬉しさもひとしおだ。
「ハリー！やっぱりハリーは凄いわ！反則もされたのに、スニッチを取っちゃうなんて！！」
「セレナも一人で先制点取ったじゃないか！」
心底嬉しそうに笑うセレナに、頬を赤く染めながら愛しそうに微笑んでハリーもセレナを称えた。
他のチームメイトも地上に降りては二人に賞賛を浴びせ、スリザリン戦は幕を閉じた。
更衣室で着替えこのまま寮で打ち上げをしようかと盛り上がっていると、突然ハーマイオニーが慌てた様子で現れた。
「どうしたの、ハーマイオニー」
「お願い、セレナ。聞いて欲しいことがあるの」
切羽詰まったような言い方に、ただ事ではないとチームメイトに断りを入れ、ハーマイオニーと共に更衣室を抜け出した。
ハーマイオニーに連れていかれた先はハグリッドの小屋で、中には既にロンとハリーが待っていた。
ロンの深刻そうな表情にただ事では無いと感じ、セレナはソファに大人しく座った。
「ねぇ、セレナ。さっきの試合のことなんだけど…」
ハーマイオニーの言葉に「ハリーの箒？」と尋ねると、ロンとハーマイオニーが頷いた。
「ハーマイオニーも僕も見たんだ。スネイプが君の箒にブツブツ呪いをかけてた。ずっと君から目を離さずに」
ロンの言い分にセレナは勿論の事、ハグリッドも「バカな」と否定した。
ハグリッドは更に、スネイプがハリーに呪いをかける必要性がないと首を横に振った。
するとハリーが、クィディッチ今昔を取り返しに職員室に行った時のことを話し出した。スネイプが三頭犬の守る物を奪おうとして、三頭犬に足を噛まれて負傷したという...。
パリーン、ティーポットの割れる音がした。
「何でフラッフィーを知ってるんだ？」
ハグリッドは割ってしまったティーポットに目も向けず、目をまん丸としてハリーたち四人を見た。
聞くと、《フラッフィー》と呼んだ三頭犬は、どうやらハグリッドのペットで、去年パブで知り合ったギリシャ人から買ったらしい。
「俺がダンブルドアに貸したんだ、守るため...」
「何を？」
「これ以上聞かんでくれ！重大秘密なんだ、これは」
慌てふためくハグリッドの口の軽さには、セレナも呆れ顔を隠せなかったが、情報が得られるという点では凄くありがたい。
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レン(プロフ) - pecoさん» pecoさん、コメントありがとうございます！夢主ちゃんには暗躍してもらって笑この長年続く因縁に決着つけて頂きますので、これからも夢主共々この作品をよろしくお願いします (2022年11月21日 20時) (
レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
peco(プロフ) - マルフォイ可愛いくて大好きです！夢主ちゃんにはぜひスリザリンとの溝脇を埋めて欲しいです！更新楽しみにしてます！ (2022年11月21日 19時) (レス) @page40 id: 513ec929f7 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - チーズバーガーをチーズぬきで！？さん» コメントありがとうございます(*^^*)更新遅めですが、楽しんで頂けたらと思います！これからもよろしくお願いします！ (2022年10月13日 21時) (レス) id: b7c954aa2e (このIDを非表示/違反報告)
チーズバーガーをチーズぬきで！？ - セブルスが親だったら確かに厳しく育てられそうなイメージがあります。あっ、最近見始めました。ハリー大好きなので、ハリー落ち嬉しいです！今後の展開、ワクワクします(*^O^*) (2022年10月13日 18時) (レス) id: 658ba4281a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レン | 作成日時：2022年9月4日 21時
