ハロウィーン01 ページ1
怪物犬との出会いから、ハーマイオニーのハリーとロンへの嫌悪感はさらに酷くなっていた。
徹底的に避け、離れることでハーマイオニーと共にいるセレナは、ハリー達と話すことさえ拒まれた。
そんな日々が過ぎ、一週間ほど経ったある日、朝食を食べているとハリーとセレナの元にフクロウが郡を成して細長い大きな包みと共に手紙を落として行った。
セレナは手紙を開けると、目で文字を追った。
「誰からなの？」
「マクゴナガル先生からよ」
かぼちゃジュースを飲みながら読み終えた手紙をハーマイオニーに見せると、自分の事のように喜んでくれた。
書いてあった内容は、共に送られてきたものは《ニンバス2000》という箒で今夜七時に練習があるという事だ。
「今日からなのね、頑張って」
「ありがとうハーマイオニー。でも夜に一緒に勉強してたのに...」
セレナの寂しそうな声に、ハーマイオニーは眉を八の字に下げセレナの髪を撫でる。
「私も寂しいわ。...でも、グリフィンドールが勝ってくれるなら私はそれでもいいと思うし。それに練習は毎日って訳じゃないんでしょ？だから、応援してるわ」
ハーマイオニーの言葉が身に染みて、セレナはありがとうの意味を込めて抱きついた。
食事を終え二人が大広間を出ると、ドラコ達とハリー達、そしてフリットウィックが話し合っていた。
聞こえてくる言葉によれば、ハリーの抱えた箒についてらしい。ハーマイオニーは、先程とうって変わって眉間に皺を寄せ嫌な顔をした。
「実は、マルフォイのおかげで買っていただきました」
ハリーの笑いを殺したその言葉に、セレナも視線を鋭くさせた。
だったら私の腕の中にある箒は、ネビルのおかげというわけなのかーーー。
ネビルを助けたのが、箒を貰いたかったからで無く、ましてやチームに入りたかったわけでも無い。
ただ、純粋に助けたかっただけーーー。
ハリーたちから少し離れて階段を上る。
心のモヤモヤが晴れないままギュッと箒を握りしめると、ハーマイオニーが怒りを顕にした。
「それじゃ、校則を破ってご褒美を貰ったと思っているのね」
ハーマイオニーの言葉に、セレナは俯いていた顔を上げた。
しかし、彼女の言葉は彼らには響かず、箒を貰ったことに気分を良くしていたハリーたちは水を差してきたハーマイオニーを冷たくあしらった。
「あれ？僕たちとは口を聞かないんじゃなかったの？」
「そうだよ、今更変えないでよ。僕たちにとっちゃありがたいんだから」
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レン(プロフ) - pecoさん» pecoさん、コメントありがとうございます！夢主ちゃんには暗躍してもらって笑この長年続く因縁に決着つけて頂きますので、これからも夢主共々この作品をよろしくお願いします (2022年11月21日 20時) (
レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
peco(プロフ) - マルフォイ可愛いくて大好きです！夢主ちゃんにはぜひスリザリンとの溝脇を埋めて欲しいです！更新楽しみにしてます！ (2022年11月21日 19時) (レス) @page40 id: 513ec929f7 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - チーズバーガーをチーズぬきで！？さん» コメントありがとうございます(*^^*)更新遅めですが、楽しんで頂けたらと思います！これからもよろしくお願いします！ (2022年10月13日 21時) (レス) id: b7c954aa2e (このIDを非表示/違反報告)
チーズバーガーをチーズぬきで！？ - セブルスが親だったら確かに厳しく育てられそうなイメージがあります。あっ、最近見始めました。ハリー大好きなので、ハリー落ち嬉しいです！今後の展開、ワクワクします(*^O^*) (2022年10月13日 18時) (レス) id: 658ba4281a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レン | 作成日時：2022年9月4日 21時
