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Aside
紫耀のどうでもいい話やデビューしてからの変化とか、いつものペースで話しかけてくれる6人。
メンバーはもう家族みたいなものだからつい本音でぶつかってしまうけど、久しぶりの面子で話して少しだけど気持ちも楽になった。
永瀬「A、これだけは言わせてほしい。無理だけはせんでな?」
神宮寺「俺らにも出来ることがあったら言ってね?少しでも力になりたい。」
A「うん、ありがとう。」
平野「何かあったら呼んでな!飛んでいく!」
A「紫耀だったら本当に飛んできそう。笑」
そしてリハの時間が近づいたキンプリは楽屋にワイワイと戻っていった。
再び屋上に一人になった私。
どうせメンバーにはマネージャーから本当のことが伝わってるんだし素直に頼ればいいんだけど、それができないのが私の悪いところ…
みんなだって自分のことで大変なのに、私の失敗まで背負わせるなんてできないし…
そう考えるとますます楽屋には戻りづらくて、ただ時間だけが屋上で過ぎていく。
そろそろ足も疲れてきたし、ベンチに腰掛けようと後ろにふりむくと、
A「わぁっ!」
さっきまで誰もいなかったベンチに、ABC-ZとWESTの数名がちょこんと座っていた。
桐山「やっと気付いたな。笑 リハ終わってからずっとおったのに。」
戸塚「振り向いたということは、やっと自分の楽屋帰る気になった?」
A「いや…まだ…」
河合「そっか。まぁ、とりあえずここ座りなよ。」
そう言って、ベンチにスペースを空けてくれた河合くん。
だけどずっと立ってたから腰にも負担がかかってたみたいで、すぐには座れない。
A「肩借りていいですか…?」
戸塚「うん、俺らどうしたらいい?どこか支えようか?」
A「ゆっくりじゃないと座れなくて、腰の辺り支えてもらってもいいですか…?」
河合「じゃあ俺ととっつーで支えてるからAのタイミングで座って?」
A「はいっ、…いったっ、、、」
桐山「ゆっくりな、無理せんときや?」
先輩達全員に手伝ってもらいなんとかベンチに座ることができた。
やっぱりこんな不甲斐ない自分に段々と苛立ちが。
ベンチに座ってずっとぶすっとしてる私を見て、口を開いたのは河合くんだった。
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KENTO LOVE! - 更新待ってます!! (2019年5月14日 19時) (レス) id: 367f723e61 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 移行おめでとタメでごめんね (2018年9月26日 14時) (レス) id: 9b074a0665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:けい。 | 作成日時:2018年7月8日 6時