君影草

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私を落ち着かせてくれたリッキーくん。

ここは屋上に繋がる階段だから誰も来ないよ。と更に安心させてくれる。






ふとリッキーくんを初めて見た時のことを思い出した。







初めて見た時、綺麗な金髪、綺麗なお顔、スタイルも抜群で、クールでこれはモテると感じた。








リッキーくんのカッコ良さはずば抜けていて、外国人だからとか言葉も分からないからとかそんなのお構い無しにモテていた。










初めて話したのは全校集会の時で、隣のクラスということもあって座っている位置が隣同士だった。







リッキーくんだぁなんて思ってたら話しかけられて、




どこの国から来たの？とか趣味は？とか
私のくだらない質問にもしっかり答えてくれてなんだかちょっと嬉しくて。







趣味が「可愛いシール集め」と聞いた時は可愛い所もあるんだな、と思った。その後自分の生徒手帳に貼ってあるいちごのシールを笑顔で撫でていて微笑ましかったなぁ。









「ねえねえ、A。」






『ん、？』






「これ、あげる」








ピンクのハートのついたいちごのシール









『可愛い…笑リッキーくん、シール集め意外だよね笑』






本当は妹の趣味なんだよ〜と照れながら笑うリッキーくん

妹想いなのもまた、優しいんだなと感じる。







本当にお顔が整ってるなぁ〜。見惚れる。









「そんなに見られたら」







次の瞬間、私の視界は何かに閉ざされた








『え、ちょっと』









今の、キスだよね、、、、？

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