ただ、あなたが好きでした。 (ページ28)

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愛佳side

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

Aとさっきバイバイして、今は織田の家の前。
インターホンを押してドアが開くのを待つ。

織｢ほいほいほーい。いらっしゃいまなか。｣

愛｢お邪魔しまーす...｣

織田の家の安心感ってすごいんだよね、実家にいるような感覚になる。

鈴｢あ、きた！まなかー！｣

鈴本が元気に迎えてくれた。鈴本は基本織田といつも一緒。セットって感じ。昔からずーっと織田のことだいすきなんだから笑

愛｢もう、それで話は何さ～｣

織｢そりゃあもちろん｣

織・鈴｢｢守屋とAのことだよ！！｣｣

わざわざ声を揃えて言ってきやがった。まぁそうだろうとは思ったけど。

愛｢はぁ、｣

鈴｢あ、ちょ！ため息つくな！｣

愛｢はいはい。｣

織｢そろそろあの二人をくっつけたいなぁと思いまして。｣

愛｢私たちがなんかするってこと？｣

鈴｢まぁそんな思いっきり手出すわけじゃないけど、ちょっとお手伝いみたいな？ほら、私だいぶ前色々と邪魔しちゃったし。｣

あー、あれか。呼び出したやつね笑よく知らない人にいきなりあんなこと言われたら誰でもビビるよね笑

織｢ほんと美愉は余計なことばっかりする。｣

鈴｢ちょっとー！オダナナ！｣

愛｢さっきからイチャイチャしないでもらえますか～｣

まったくこのポンコツ2人は。私の周りポンコツばっかりだな。はぁ。

織｢ごめんごめん。｣

はぁ、ぺーに会いたい、癒されたい。私もイチャイチャしたい～あとで連絡しよっと。

今頃みんなどうしてるかな、Aは無事帰れたかな？

～

Aside

愛佳これからどこ行くのかな～あの様子はどこかから連絡きた感じだよね、忙しそう。

私は特に何もすることないなあ

ｸﾞｷｯ

A｢った！！！！｣

考え事しながら歩いてたら足をぐねった。
びっくりして持ってたスマホを地面に落とした。
あ、やば、わりと遠くに飛んでったっぽい。

？｢あの、これ。｣

拾いに行こうとすると、既に誰かが拾っていてくれたみたいで、差し出してくれた。一体誰だろう、

A｢ありがとうございま...って、あれ？！｣

この子たしか...愛佳の恋人の。

梨｢あ、｣

向こうも気づいたみたい。

A｢えっと...んーと。｣

名前が出てこない。みんながぺーって呼んでるのはわかってたけど、本名ってなんだったっけ。

梨｢りかです。｣

あ、そうだ！りかちゃんだ！！

にしてもなんでこんなところにりかちゃんが？
てっきり愛佳はこの子に会いに行ったと思ってた。