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「……なんていう事もあったよねー」
「……そんな事あったっけ？」
「ふふっ、智くんったら、忘れるの早くね？」
年下の三人が撮影に行ってるときに、俺の前にコーヒーを置いて話しかけてきた翔くん。
たしかあの喧嘩は、その日の収録で翔くんがヤキモチ焼いて、
にのに自覚の無さを注意したとこから始まったんだっけな。
「あれは史上最強のくだらなさだったわ……迷惑もかけちゃったし」
「確かにかなりくだらなかったかもなぁ」
「だよね……」
またまた矢印になってしまった肩。
別に起こってないってば。
「翔くん」
「ん？」
「ごめんなさいってピンポイントで使わなければ良いってもんじゃないからね〜」
「あっ……ごめ、じゃなくって、
……ありがとう」
「そ。それでいーの」
――『和と本気でつきあいたい』と翔くんが言って、俺たちに頭を下げてきたとき。
相葉ちゃんと松潤は二つ返事で祝福したにも関わらず、俺がひとつだけ条件を付けた。
『二人が良いならそれで良いんじゃない？
その代わり、』
そうやって切り出した俺に向けられた、四人の困惑した目は今でも忘れられない。
『……智くん、条件って……？
出来るだけ、みんなには迷惑かけないようにするからさ……』
俺が厳しい言葉をかけると思ったんだろう。
いつも俺にちょっかいかけてばっかりのにのは翔くんの隣に縮こまっている。
俺は反対なんてしないよ？
むしろ、周りから俺たちが守るから。
『迷惑とか考えないでよ。俺たちだって反対しようと思えば出来るけど、やってないでしょ？
俺が言いたいのはこれだけ』
あの時、翔くんと約束したのは。
――どんなに迷惑かけても、「ごめんなさい」じゃなくて、「ありがとう」と言うこと――
「あの時……正直この人何言ってんのって思ったもん」
「俺だって正直何言ってんだか分かんなかったよ」
「え？？」
翔くんは笑っているけど、実際そうだった。
テレビとかでも言ったことがあるけど、俺たちは家族も友人も越えた関係だと思っている。
それくらい、この５人の空間は、かけがえのない大切な存在だ。
まさかそれが、恋人同士になるなんて思ってもいなかった。
あの時の俺は多分、『告げられても抵抗がなかった自分』を信じて、直感で動いていたんだと思う。
「無意識って……どんな思考回路だよ……」
翔くんが、呆れたような、感心したような声でぼそっと呟いた。
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あかし(プロフ) - taekoさん» あまーーい！（byハンバーグ師匠）って感じでしたが…よく考えれば逆転歳の差という変化球でした…えへ。他にもSNさんなお話もあるので読んでってくださいませませ。コメントありがとうございますっ (2017年1月25日 22時) (
レス) id: a2aacb0a53 (このIDを非表示/違反報告)
taeko(プロフ) - あかしさん、あまーい！お話ありがとうございました。オトナになったしょうくん、この先店長の行動にどうなるのか？いっちゃえー！とsn担ながらも応援したいですよう。そしてあいばさん…。お疲れさまです。 (2017年1月25日 20時) (レス) id: 7194cb19fe (このIDを非表示/違反報告)
珠櫻(プロフ) - aoiさん» aoiさん、ご訪問ありがとうございます。豪華な作者様のお話はとても素晴らしいですよね！オムニバスはラストスパートなので、それまで楽しんでいただけましたら幸いです(#^^#) (2017年1月15日 10時) (レス) id: a60d445f6f (このIDを非表示/違反報告)
aoi(プロフ) - よく拝見させて頂いてる作品の作者さんが多くて、どのお話もとても楽しかったです。素敵な時間をありがとうございました(^ ^)Sさんの誕生日までまだまだ楽しませて頂きます！ (2017年1月14日 14時) (レス) id: d8d6835fa4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チームMagnet
| 作者ホームページ：
作成日時：2016年11月26日 17時
