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「うう〜っ……本当に戻るんですか……」
「戻らなかったらどうするんだよぉ。個室にずっとこもってんの？」
そう返せば、うっと詰まるにの。いつもとは逆の展開だ。
……なんだかんだ年上だという事が実感できて、ちょっとだけ嬉しくなったのは黙っておく。
俺の後ろをちょこちょことついてくるにのはシュンとしていて、
見ているこっちがちょっと可哀想になるほどだった。
そして、ようやくたどり着いた楽屋前。
しんとしている楽屋に不安が募ったのか、余計に縮こまる体。
そっと肩をたたいてから、俺は一気に扉を開けた。
「ちょっと、大野さんっ」
心の準備がっ！とか聞こえるけど、今はちょっと受け付けられないなあ。
「たっだいま〜」
「あ、リーダー帰ってきた」
「待ってたよ〜、おかえり〜！」
何でもないように戻ってきた俺に、松潤と相葉ちゃんが一斉に声を上げる。
そして、その間に挟まれて座っているのは――
「……しょう、ちゃん…………」
俺の隣から聞こえた微かな声に反応して、ゆっくりと顔を上げる翔くん。
「ニノ……」
……仕事場用の呼び方で呼んだ。
ここは、プライベート用の『和』を、本人も予想していたんだろう。
にのの頬に滴が光った。
「ニノ、って、やだっ……！嫌いにならないでえっ……！」
絞り出すような声を発しながら、その場に崩れ落ちそうになる。
「にっ、……和！」
それを受け止めたのは、慌てた顔の翔くん。
「和、和、嫌いになんてならないから泣かないで。
ごめんな、つまんないことで怒ったりして。
和が俺から離れていっっちゃうんじゃないかって不安になって……。
俺の事こそ、嫌いにならないで？」
「ふえっ……、翔ちゃぁん…俺の事、嫌いにっ、ならない……？」
「ならないよ。むしろ大好き。本当にごめんな？」
「ぐすっ……、ごめんなさいっ……！
俺も、好きっ、大好きっ、」
しっかり名前を読んで謝る翔くん。
その胸の中でしゃくりあげるにの。
二人の間も甘い雰囲気も少し戻り始めたし、これならもう大丈夫だろう。
ここまでアシストしたんだから、あとは、二人次第だからね？
「リーダーお疲れさ〜ん」
「おー」
「さすがだわリーダー」
にのが翔くんの所へ行っちゃって一人取り残された俺。
二人が来て、優しくねぎらってくれた。
……今日は良い酒が飲めそうだ。
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あかし(プロフ) - taekoさん» あまーーい！（byハンバーグ師匠）って感じでしたが…よく考えれば逆転歳の差という変化球でした…えへ。他にもSNさんなお話もあるので読んでってくださいませませ。コメントありがとうございますっ (2017年1月25日 22時) (
レス) id: a2aacb0a53 (このIDを非表示/違反報告)
taeko(プロフ) - あかしさん、あまーい！お話ありがとうございました。オトナになったしょうくん、この先店長の行動にどうなるのか？いっちゃえー！とsn担ながらも応援したいですよう。そしてあいばさん…。お疲れさまです。 (2017年1月25日 20時) (レス) id: 7194cb19fe (このIDを非表示/違反報告)
珠櫻(プロフ) - aoiさん» aoiさん、ご訪問ありがとうございます。豪華な作者様のお話はとても素晴らしいですよね！オムニバスはラストスパートなので、それまで楽しんでいただけましたら幸いです(#^^#) (2017年1月15日 10時) (レス) id: a60d445f6f (このIDを非表示/違反報告)
aoi(プロフ) - よく拝見させて頂いてる作品の作者さんが多くて、どのお話もとても楽しかったです。素敵な時間をありがとうございました(^ ^)Sさんの誕生日までまだまだ楽しませて頂きます！ (2017年1月14日 14時) (レス) id: d8d6835fa4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チームMagnet
| 作者ホームページ：
作成日時：2016年11月26日 17時
