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story82 ページ13

Aside

杉原さんも、ヘリで運んだ。

緋山先生の近くで、赤タグの人の処置をしている。

すると、シーバーから………

白『エンジンルームで、意識不明の患者が見つかった。A先生、行ける?藍沢先生、雪村さんと、行ける?』

『すみません、赤タグ患者を見てて。手が離せません。白石先生、お願いします!』

白『分かった。』

冴「A先生、血圧下がってます!」

「………………何で!?」

冴「緋山先生呼ぶか、藍沢先生に電話繋げましょうか?」

「大丈夫です………。」

あっ。脳ヘルニア??









それから30分くらい経ち、大体見終わった。

「緋山先生、ある程度見終わりました。」

冴「サポート、入りましょうか。」

緋「A………あれ………。」

冴「えっ!?」

そこには、さっきの重症患者と言われていた、



藍沢先生。それに、換気をしている白石先生。点滴を手にしている、双葉。

「何で……………?」

白「A先生、とりあえず翔北に運ぶわ。ヘリ戻ったら、来て。」

「……分かり……ました。」

何が起こってるのか分からなかった。









ヘリが戻るまで、残りの患者を見ている。

でも、頭の中は

さっきの、光景でいっぱいだ。

緋「A、大丈夫?」

「大丈夫………です。」

緋「って言っても、さっきから手が止まってるけど………。」

「あっ、すみません。大丈夫です。」









あの事故から、何時間たっただろう。

もう、夕方だ。

時間の流れが、ただ遅い。

ICUの真ん中の左から3番目。

私は、ずっとここにいる。

どうしても、離れたくないから。

白「気道損傷がひどかった。ECMO入れた。」

緋「A、休みなよ?」

「カルテも放ったらかしですみません。後から、y」

緋「カルテなんて、私やっとく。」

と、肩に手を置いて行った。



富澤さんが言ってた意味がわかった。

何かあってからじゃ遅い

伝えるまで時間がかかりそうだけど

今はただ

目覚めてくれることだけを祈る

早く、目覚めてほしい

私を必要としてくれる人は

藍沢先生達しかいなかった。

私のそばから









いなくならないで………。

お願い………。

私の視界はぼやけ

涙が、やっぱり出てきた。

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作品ジャンル:恋愛
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まっちゃん(プロフ) - shizunoさん» ご感想ありがとうございます!とても、嬉しいです!!できるだけ、休日で更新頑張りますので、4章を楽しみにしていただけたら嬉しいです! (2018年9月16日 22時) (レス) id: 0cbfc4c6bb (このIDを非表示/違反報告)
shizuno(プロフ) - この作品大好きです!4楽しみにしてます! (2018年9月16日 22時) (レス) id: 21f7dd5f90 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃん(プロフ) - みくさん» 忘れていました!すみません。 (2018年9月9日 12時) (レス) id: 0cbfc4c6bb (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃん(プロフ) - ´・ω・さん» すみません!忘れてました! (2018年9月9日 12時) (レス) id: 0cbfc4c6bb (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - オリフラ外さなくていいんですか? (2018年9月9日 12時) (レス) id: 5382e69d92 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まっちゃん | 作成日時:2018年9月8日 22時

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