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22話 ページ27

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いつもと明らかに様子がおかしいフロイド







抱き締めることなんて多々あるが今の抱き締めかたは今までしてくれたハグと違い少し力が強くて痛かった






でもこの痛みは推しからなものであればどれだけ痛かろうとそれは私にとってはプレゼントだ









『パパ?』






とフロイドの服でこもった声になってしまったが多分声の振動で何か言ってる事は分かっただろう








私はひたすらフロイドの言葉を待っているとようやく抱き締めるのをやめて私の顔を見てきた






そしてフロイドは私の右の頬に触れ何ともくつぐったくて声が出てしまいそうになる







本当に今日のフロイドはどうしたのだろう?と思っているといきなりフロイドの顔がどアップにうつり、そして私の耳元に移動し







「ん…A」






と吐息たっぷりに私の名前を呼んだ







その瞬間私ひゅっと息が止まり思考が停止した






え?何私の事ガチで殺しにきてる?だってこんなのあまりにもおかしいじゃん









だってさ、まるで勘違いしてしまいそうになるくらい甘い声で言われてしまい身体中の血が沸騰して頭が痺れる







絶対ないって分かっているのにどこか期待している自分が馬鹿みたいで愚かなだなと自分に呆れてしまう







でも、でも、そう思ってもしかたないじゃん







こんなの…








「A…」







私の顔とフロイドの顔が近くて私がすぐ近付いたら出来てしまいそうなくらい距離がやばい








何…?もうこれはしろってか?そういう事なのか神様?と頭の中でふざける





ふざけていないと本当に何かしでかしてしまうから必死にどうにか抑える






『どうしちゃったの、パパ?』







変よと思いながら聞くと…






『え、ちょっ…!』








フロイドがいきなりよろめいて私の方に倒れてきた、私は受け止める事も出来ず私まで倒れてしまった






お尻を打ってしまい本当は痛いはずなんだがそれよりもフロイドの事が心配でお尻の事でもどうでもよかった





『パパ?パパ?』






私はフロイドの肩を揺さぶる、すると服の上からでも分かるくらいの熱い体温




さっき抱き締められた時に何故気付かなかったと私は深く後悔した






あまりにも突然の出来事と緊張していて気付かなかったのだ、明らかに様子がおかしいのも私の予想が当たっていれば合点がいく









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うさ(プロフ) - はじめまして!面白かったです,頑張ってください! (2021年2月14日 19時) (レス) id: b72b4d2a41 (このIDを非表示/違反報告)
せな(プロフ) - リクエストです!授業参観みたいなやつ書いて欲しいです!無理なら大丈夫です。 (2020年10月19日 14時) (レス) id: 268a329a34 (このIDを非表示/違反報告)
ハクグン(プロフ) - 神だ…え、ほんと好き作者さんもしかして天使だったりします??? (2020年9月14日 12時) (レス) id: d2ad143a92 (このIDを非表示/違反報告)
ゴォゴォリィラァ - 平気ですよ!てか、神すぎひん?目が、潰れてミジンコになりそう (2020年9月13日 21時) (レス) id: 975e79f6ba (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ - いつも見させてもらってます!いい話でヤバい( '-' )あ、ちゃんと見れてますよ〜! (2020年9月12日 12時) (レス) id: a9354f5f3e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白くま | 作成日時:2020年8月9日 8時

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