間。 ページ7
・
「これは一体どういうことなんでしょうねぇ」
しのぶさんはピキピキと青筋を顔に浮かべながら、ニコニコと笑っていた。
その場にいる全員、呼んだ私でさえも寒気がした。
怖い。
だが、今彼女は多分私の味方。
柱として、こんなイジメの現場は見過ごせないだろうし。
これには流石の嘴平くんも焦っている。
ざまぁ。
この際呼んでから秒で来たのは気にしない。
やーい怒られろとか思って見てたら、
しのぶさんは、ふうとため息を吐いた。
「まったく……何があったかはわかりませんが、
程々にしてくださいね?」
しのぶさんはそう言い残して去っていった。
去ってい……え、ちょ、待ってしのぶさん。
「ちょ、しのぶさん助けてください!
お願いします骨が、もう限界なんです!!
私何でもしますからぁ!!」
言った瞬間後悔した。
しのぶさんがすぐさま、ピタリと立ち止まったから。
何事かと思えば、スタスタとこっちへ足早に
戻ってくるし。
「仕方ないですねぇ可愛いAさんの頼みです。
さて、何をしてもらいましょうか」
嵌 め ら れ た。
よっこらせっと、嘴平くんから引き剥がされ、ずるずると引き摺られる私。
待って涙が出るくらいに私が可哀想。
ただ癒されに来たのにこんなのってない。
まるで猫のように首根っこを掴まれ引き摺られる様は、とてもじゃないが死にたくなるほど
惨めだった。
泣きたい。
・
2196人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぽいんせちあ(プロフ) - 何回でも読める! (2022年3月25日 14時) (レス) id: 341a75d524 (このIDを非表示/違反報告)
ぽいんせちあ - やば…好きです (2022年3月25日 14時) (レス) id: 341a75d524 (このIDを非表示/違反報告)
通行人B - 今でもこの小説読んでるけど、これ読むと何時もなんて言うかな……何か、キュンってきます!! (2022年2月1日 23時) (レス) @page3 id: 9e6a0c7491 (このIDを非表示/違反報告)
ミル産業 - 最後の時透君はヤバい。何か...ずっきゅーん!!!...だよね??((圧 (2020年4月27日 22時) (レス) id: 66812cc6be (このIDを非表示/違反報告)
奈雪 - あ、此の作品がないと生きていけなくなりました。(訳:めちゃくちゃ大好きです) (2020年3月14日 0時) (レス) id: c1bb07e9f8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゴリラ系美女 | 作成日時:2019年10月22日 21時