エンディング

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side.淳太









淳太「......っ、げほっ、、ん、」









自分の咳の不快感から目を覚ました俺は、
違うとこで寝とることに気付く。









淳太「......あきと、」









ベットのすぐ横に用意された
テーブルには薬とか水とかタオル
とかがずらーっと並んどった。









淳太「......ふふ、過保護やな、」









その中でも特に存在感を放つ
紙を手に取ると、書かれた文字は
照史の字やと気付く。








″ 淳太くんへ ″




おはよう、調子どう？





お昼、食べれそうやったら冷蔵庫
にあるからあっためて食べや、



俺今日取材で、収録とかないから
いつでも電話してきてええからね、
しんどくなったり寂しくなったら
俺も淳太くんの声聞きたい証拠やから！





照史









読み終わってすぐ、無意識に
携帯を取り出して履歴の1番上を
タップしとった。







purururururu、、








照史「......淳太くん？おはよ」









淳太「......あきと、おはよ、」









照史「身体どない？痛いとことかある？」









淳太「なんか、ふわふわして、
まだよく分からへん、

でも、あたまいたいねん、」









照史「そっかそっか、

そらあんな熱あるしなあ、
俺が変わってやりたいわ、」








仕事中で忙しいやろうに、
そんなことも感じせず優しく喋ってくれる照史。









淳太「......あきと、好きやで、」









熱のせいやろか、
いつもは言えん言葉がポロッと出て。


電話の向こうの照史は、
淳太くんが素直やあって笑う。









淳太「また寂しくなったら電話するな」









照史「......ん、ほんならな、」








淳太「......うん、」









通話終了のボタンをタップして、
ふぅと一息ついた。


やっぱり照史は、俺を安心させる
天才やと思う。

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