【キメツ学園】夜は短し、恋せよ鬼狩り【暗殺教室】

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『…はあ』



塵となって消えていく鬼達を横目に、垂れてきた汗を拭った。



『…ッ！！！』



油断していた。
新しい鬼が後ろから襲いかかってきたのに…
反応が遅れた。避けきれなかった。



『ったあ…』



肩に痛みが走った。
見ると、パーカーは裂けて血が出ている。

『うわ…ふざけんな…よっ！』



そしてまた次々と襲いかかってくる鬼の相手をした。肩は痛むし血も結構出てるけど、止血してる暇がない。




『煉獄さん頼むから早く……！！！』





また鬼が増えた。もう何なんだよ怒ったぞ。



『…弐ノ型、天が紅(あまがべに)！！』




斬っては現れ、斬っては現れ…

それを30分は続けた。






大きな傷は肩だけだけど、小さなかすり傷が至るところにできてる。地味に痛いんだなあ…




鬼が減ってきた。
煉獄さんが大元の鬼を弱らせてきている証拠だろう。




『そろそろ…っ！肆ノ型！天つ空(あまつそら)ッ！！』




肆ノ型を繰り出したところで鬼が消えた。

もう新しく出てくることもなかった。




ということは煉獄さんが倒したということ…！




『終わったあああぁぁぁあああああ……』




体から一気に力が抜けて地面にへたり込んでしまった。




『〜〜〜ッ！』




じわじわお感覚が戻ってきて、肩の痛みをめちゃくちゃ感じる。



痛い。とにかく痛い。これざっくりだわ。




とりあえず止血しよ。




ポケットからミニ包帯を取り出して肩を縛った。



私が持っているのはこの緊急用の包帯だけだから、あとは隠の人達に手当してもらうしかない。




だから早く帰りたいです煉獄さんどこ〜〜〜〜

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