【キメツ学園】夜は短し、恋せよ鬼狩り【暗殺教室】

19 ページ20

·




『·····あ、あれ·····？』





私から見て右の方に座っている男子。


水色の髪の、ツインテール。


見間違えるはずがない、この前鬼に襲われている所を助けた子だ。


薬、ちゃんと効いてたよね？

私に気づくとか無いよね····？？？


しのぶちゃんが作った薬の効果、疑ってるわけじゃないけど·····。


いざ顔を合わせるとなると怖いよね！！！！！！




「じ…じゃあ、次、僕いいかな？」




『どうぞ·····』




お前か！！！！お前なのか！！！！



僕達·····会った事ありますか·····？

とか言わないでね！？！？！？！？





「僕は潮田渚、よろしくね」




『よ、よろしく·····』





「質問は…えっと、有栖川さんはなんでキメツ学園からわざわざE組に転入してきたの？」




『·····』





そこまで考えてなかったんだけど·····
私馬鹿じゃん·····馬鹿じゃん·····



今猛烈に帰りたい。




「もしかして暗殺者なの？」




『あ、あさしん？いや、違うよ…？』



あさしんってアレだよね。暗殺者？


私が暗殺者なわけねーだろがよ！！！


……じゃなくて、理由考えなきゃ…






そうだよね確かにわざわざE組に転入する理由とか無さすぎて逆に怪しいっていうか疑われて当然っていうか·····






『えっと…転入した後挨拶に行ったとき、理事長を怒らせちゃったから…かな？』






ごめん。全然嘘です。





「「「いや、何したの！？！？」」」




このクラス、ノリいいよね。
こんなに被ってるの初めて聞いたわ




『あはは、まあ色々…』





笑えばなんとかなる説





·

20→←18

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す