第9話 コンビネーション ページ10
龍を象った紫色の炎が、その会場のあちこちを燃やして回った。
「キャァァァァァァァ!!!」
凄まじい悲鳴が、そこに響いてくる。
サボ「うわ!!ビックリした…」
『休んでる暇はねーなこれ。…天竜人も居るからな。
下手したら大将とぶつかる可能性もある。…海軍本部からはだいぶ離れているからいいか。』
天竜人を被害に負わせたんだから、大将もいずれやって来るだろう。
サボ「やべぇな、急がねぇと!!」
『当たり前だ!サボ、お前も手伝えよ!?』
サボ「分かってる!…合わせるぞ!!」
それを合図に、Aの腕が紫色の炎で燃え始める。
頭の上でクルクルと手を回し、辺りに妖しげな炎が舞い始める。
『行け!!』
サボ「おう!!」
大きく息を吸って、腕に思いっきり力を込めた。
サボ「“龍の炎陽爪”!!」『“紫炎の華”…!』
その瞬間、紫色の炎と共に強い力によって…建物ごとへし折ってみせた。
悲鳴を上げて逃げて行くのを横目に、足早に去っていった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『ふぅぅ…』
パチン。と指を鳴らすと、燃えていた炎がフッと消えた。
それと同時に、美しい尻尾も消えた。
フードを被って、耳を隠す。
サボ「…派手な事しちまったな〜。」
『このくらい平気だろ。たぶん。海軍とかいろいろは知らんけどな。』
塵と化した建物をチラリと見てから、歩き出した。
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(元あかりんご。)赤林檎。(プロフ) - あいうえおかしさん» コメントありがとうございます!夢主くんはサボくんより実力ちょい上くらいです!原作をこじ曲げてこれだけ強くしたのにも理由がありますが、秘密です!改めて、コメントありがとうございます!! (2019年8月11日 23時) (レス) id: 7ba0a8096d (このIDを非表示/違反報告)
あいうえおかし(プロフ) - コメント失礼します!!!とても面白い作品なのですが一つ気になる点がありまして.......革命軍ナンバー1がドラゴンさんで2がサボくんのはずですが夢主とサボくんは同じ強さというのでいいのでしょうか? (2019年8月10日 22時) (レス) id: 8267db0a89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:(元あかりんご。)赤林檎。 | 作成日時:2019年5月26日 21時