検索窓
今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:99,020 hit

【story“23”】カユラの秘密 ページ30

(オリジナル設定注意報です。)



綺麗に整えられたベッドの上に、死んでいるかのように眠っているA。



そう、今すぐにも…二度と目覚めない眠りにつきそうなくらい。



腹にあった傷は、“何故か”塞がっている。が、くっきりと太い切り傷が残っている。



『………』



朝日が小さな窓から射し込んできた。



ガラッ!と勢いよくドアが開き、息を切らしたエースが入ってきた。



エース「…A…!!ッは…!」



すぐに駆け寄って、Aの細くなった体を揺らした。



その生気のない顔を見て、段々と青ざめて言った。



エース「おまえ、死ぬのかよ…?嫌だ……嫌だ…!!



なんで、Aが死ななきゃいけねぇんだよッッ!!なんで、何でッ…!!」



その瞳から、大粒の涙が次々と溢れ出た。



エース「嘘なんか、絶対吐いてないだろ…?なァ…マルコの姿見ろよ……悲しんでたっつー、一言で抑えきれねぇよあれ…ッ



…俺もだけどな…」



縋るように言う。返事は無い。



カユラ「…傷口は塞いだ。」



エース「……??…なァ、これ…こんなデカい傷、普通治るのに時間かかるだろ?」



不思議そうに、カユラの顔を見た。



カユラ「…。……オヤジにしか、話してなかったんだがなァ…



俺ァ別に能力者では無い。でもよ…。…“志手(レクシュ)”は知ってるか?」



エース「れく…しゅ?」



エースは記憶の中を探るが、全く聞き覚えが無い。



エース「…何だそれ?」



カユラ「そりゃそうだよなァ…知らねェのも分かる。



志手(レクシュ)は、手に不思議な力がある…つったら分かりやすいか。」

【story“24”】目覚めと絶望?→←【story“22”】さらばおれの“人生”



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (46 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
109人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(元あかりんご。)赤林檎。(プロフ) - 梨花さん» コメントありがとうございます!初コメおめでとうございます(?)これからも頑張るやる気が出てきました!頑張ります!! (2019年6月18日 23時) (レス) id: 7ba0a8096d (このIDを非表示/違反報告)
梨花 - この夢小説読ませていただきました!とても面白かったです!これからも更新頑張ってください!応援してますよ!あと最後に一言 初コメゲットだぜ!*\(^o^)/* (2019年6月18日 23時) (レス) id: 43328ac1f2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:(元あかりんご。)赤林檎。 | 作成日時:2019年4月20日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。