【story“23”】カユラの秘密 ページ30
(オリジナル設定注意報です。)
綺麗に整えられたベッドの上に、死んでいるかのように眠っているA。
そう、今すぐにも…二度と目覚めない眠りにつきそうなくらい。
腹にあった傷は、“何故か”塞がっている。が、くっきりと太い切り傷が残っている。
『………』
朝日が小さな窓から射し込んできた。
ガラッ!と勢いよくドアが開き、息を切らしたエースが入ってきた。
エース「…A…!!ッは…!」
すぐに駆け寄って、Aの細くなった体を揺らした。
その生気のない顔を見て、段々と青ざめて言った。
エース「おまえ、死ぬのかよ…?嫌だ……嫌だ…!!
なんで、Aが死ななきゃいけねぇんだよッッ!!なんで、何でッ…!!」
その瞳から、大粒の涙が次々と溢れ出た。
エース「嘘なんか、絶対吐いてないだろ…?なァ…マルコの姿見ろよ……悲しんでたっつー、一言で抑えきれねぇよあれ…ッ
…俺もだけどな…」
縋るように言う。返事は無い。
カユラ「…傷口は塞いだ。」
エース「……??…なァ、これ…こんなデカい傷、普通治るのに時間かかるだろ?」
不思議そうに、カユラの顔を見た。
カユラ「…。……オヤジにしか、話してなかったんだがなァ…
俺ァ別に能力者では無い。でもよ…。…“
エース「れく…しゅ?」
エースは記憶の中を探るが、全く聞き覚えが無い。
エース「…何だそれ?」
カユラ「そりゃそうだよなァ…知らねェのも分かる。
…
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(元あかりんご。)赤林檎。(プロフ) - 梨花さん» コメントありがとうございます!初コメおめでとうございます(?)これからも頑張るやる気が出てきました!頑張ります!! (2019年6月18日 23時) (レス) id: 7ba0a8096d (このIDを非表示/違反報告)
梨花 - この夢小説読ませていただきました!とても面白かったです!これからも更新頑張ってください!応援してますよ!あと最後に一言 初コメゲットだぜ!*\(^o^)/* (2019年6月18日 23時) (レス) id: 43328ac1f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:(元あかりんご。)赤林檎。 | 作成日時:2019年4月20日 22時