【JN】長男と日本人ラッパー【男主】 (ページ6)

今日:10 hit、昨日:5 hit、合計:83,036 hit

5 JN ページ6

jin side

急いで廊下を小走りで通り抜ける。よく学生時代に「廊下は走ってはいけません」なんて口酸っぱく先生に言われた習慣が今なお染み付いている体はどこまで行っても子供のままだ。

ミアネー！とそこそこ大きな声を出しながら控室の扉を開ける。取材終わりで帰宅する準備万端のメンバーの視線が緩く突き刺さる。そんなコンマ1秒もない静寂のあとすぐに

jk「もー！ジニヒョンおそーい！！もうこの後仕事ないから早く宿舎帰ってシャワー浴びたいのに！どこで油売ってたんですか！」

th「ジニヒョンのせいで押してますよ！！もう今日の晩ご飯はジャージャーミョン作ってください！決定！絶対です！」

jm「ジュース買いたいなんて我儘言わないで我慢してここにある水飲めばよかったでしょ！もう！ほんとにどこのわがままボーイですか！」

ほぼ同時に罵倒し出すマンネラインの声に苦笑いしながらいそいそと自分の荷物の元へ行く。

hs「もー、こらマンネ達ー！騒がなーい！
マネヒョン先に車で待ってるって行きましたよ。みんな揃ったしもう行きましょ！ねっ？」

こんな時でもキラキラの笑顔で肩に手を置き話しかけてくれるホソクに救われる。
「全然遅くなかったので気にしないでください」なんて微笑んでくれるナムジュンはもう天使に見える。

「チンチャミアネ！さ！行こう！今晩はジャージャー麺だ！」

わーやった！ジャージャーミョーン！やっと帰れるーなんて大袈裟に声を出しながら控室を出ていくマンネラインはもう逆に可愛い。