オルタナな彼女

うちの子 ページ18

「ブイで〜す」
「ジミンです…」
「ジェイホープでっす！！」
「ジンです！」
「RMです…？」
「ジョングクです」



「…えっと、Aです？」

「すまんと思ってる…」


どうしてもこいつらがAに会いたいと聞かなかったせいで、仕方なく連れてきたけど


「ひゃ〜ほんものだ！あの、俺たまたまAちゃんの歌声聴いちゃった時からファンで！！ユンギヒョンに色々教えてもらってるって聞いたんだけど、やっぱりあんなことやこんなことを…」

「はい、テヒョン強制退場」

「あんなこと…こんなこと…？」

「気にするな。あいつの言うことはもう宇宙語だと思え。」

「俺の扱いが酷い。」

当たり前だろ
初っ端で下ネタかますやつに丁寧な扱いなどしない。


「とりあえず足の小指を曲げる」

「地味に痛いやつ！！」

「それにしても、あのユンギが教えるなんて…」

なんすかジニヒョン
その意味深な視線は

「あの、ユンギヒョン(がこっそりした録音)に聞かせてもらったけど、君の歌とても良かったよ！なんか、すごく胸に響いて、俺感動して…！」

「はいそれ以上近づかなーい」

握手をしようとしたジミンの手を叩く(痛めに)

「痛っ！？え、なんで！？」

ジミンは誰にでも口説き文句言ってくるからな…
こいつも出禁にしとべきだった。


「ありがとうございます。私もジミンさんの高音、素晴らしいと思います」

「…え？あ、そう…？」

何照れ照れしてんだ餅野郎！！！

くそ、しまった…！
こいつもナチュラルに人を口説くやつだった！！


「デビューいつになるの？」

「もうすぐです。それとごめんなさい…後輩なのに、皆さんに挨拶もできなくて…」

「うわ、なんていい子…！ダメだよユンギ、こんな子にあんなことやこんなこと…」

絞め殺したろかホソク

「別に教えるもんなんてねぇし。こいつが勝手に居座ってるだけだ。」

たまに歌えと言うけど(それは言わない)


「え、冷たいユンギ…」

「ユンギヒョン、それはどうかと…」

ナムジュンまで冷ややかなめで俺を見てきた。
いや、俺だってどうにかしてぇよ

だけどな


「こいつの歌がもう少しでも下手だったら断るつもりだった」


俺の！！口が！！

言うこと聞かないんだよ！！！



「下手だったら、って！！Aちゃん歌めっちゃ上手いじゃん！！」

知ってるし。
そんなの俺が一番知ってるし。

てかさぁ…なにちゃっかりA『ちゃん』って呼んでんだよ。
気安くちゃん付けすんじゃねぇ！！

感情→←真っ赤なお顔の

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す