真っ赤なお顔の ページ17
ギロりと睨まれて一瞬怯みそうになる。
「なんで睨むんですか！さっきからソワソワしてるからどうしたのかなって思って」
「…別に、なんでもねぇよ」
って言いながら貧乏ゆすりしてんだよな〜この人は〜
「俺もなんでかなって思ってた。この話題ユンギ好きそうなのに！」
と後からホソギヒョンが付け足す。
たしかに。だってユンギヒョンは…
「は？なんで俺が…」
「だって声フェチなんでしょ？」
ぴたっと止まる足。
その言葉には？という顔をしてたユンギは、みるみるうちに顔が赤くなると
「は、はぁ！？な、なんだよ声フェチって！！」
「テヒョンが言ってたよ」
「おいテヒョン！！」
「え、違うの？」
「違ぇよ！」
あんな怒り方するユンギヒョン初めて見た。
「だってよく歌番組とかでこいつの声はいい、とか悪い、とか言ってるじゃん」
「言って……ぃるか、それは」
言ってるんだ。
「この前可愛い子にメアド渡されたのに断ってたじゃん。その時も声が嫌いだからって」
「あのわざとらしい高音が耳に悪くて」
そんなこと言ったの
「でも連絡先交換する人は大体声いいよね」
「電話とかするならいい声の方がいいだろ」
そんな理由で交換するの！？
「声…好きなんですね」
と言ったら
「…好きで悪いかよ」
あ、認めた。
じゃあ逆になんでテヒョニヒョンの話に反応しなかったのか気になった。
「練習生、気になりませんか？」
「…気に、なってはいるけど」
「どんな声かなって思いませんでした？」
「…いや、それは…」
ユンギヒョンが、何か隠してる。
「何隠してるんですか。」
「…」
「ユンギヒョン」
「……なんでお前はそんなに察しがいいんだよ」
他のメンバーも集まってきて、ユンギヒョンを取り囲む。
ユンギヒョンは死ぬほど嫌そうな顔をしながら
「…今、教えてて」
「何を？」
「…作曲を」
「誰に？」
「………その、練習生に」
「…え」
「テヒョンの言ってるやつとは別だと思ってたんだけど、もうすぐデビューだって言ってたし、もしやと思ったら…」
「い、いつから？」
「一か月前…ぐらい」
結構最近じゃん！
もしかして最近よく事務所に行ってるのって…
というか機嫌がいいのってまさか…
「じゃあさ！歌ってんの聞いたことあんの！？」
とテヒョニヒョンが聞くと
「…まぁ。別に普通だった」
…いや、そんな真っ赤な顔で言われても
わかり易すぎます、ユンギヒョン。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 329人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
どーん(プロフ) - ももじゅんさん» ご指摘ありがとうございます！ (2018年3月10日 13時) (
レス) id: 8428f10979 (このIDを非表示/違反報告)
ももじゅん(プロフ) - 過保護のページで「避難したい」は「批難したい」ではないでしょうか。修正お願いします！ (2018年3月10日 12時) (レス) id: eef8b7311d (このIDを非表示/違反報告)
ほの(プロフ) - なるほど、わかりました！！ (2018年3月5日 0時) (レス) id: dd4f4b9a77 (このIDを非表示/違反報告)
どーん(プロフ) - ほのさん» ありがとうございます！私もそれ思っていたのですが、変える機会をいつにしようか迷ってるうちにズルズルと…となってしまってるのでこんなことになりました(´；ω；｀)ご指摘ありがとうございます！ (2018年3月4日 11時) (レス) id: 8428f10979 (このIDを非表示/違反報告)
ほの(プロフ) - いつも読ませていただいてます！！ドキドキしっぱなです笑笑これからも頑張ってください！少し気になったのですが、ナムさんがラプモンになっていますが、RMに変わったので、、、と思いました！これからも楽しみにしてます！！ (2018年3月4日 1時) (レス) id: dd4f4b9a77 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：どーん | 作成日時：2018年1月14日 11時
