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#9月1日 ヨークシンオークション会場
オークションの開始に先駆けて、私達ノストラード組 それから仲間内の他の組は、早朝から品々の移動を行った。
あの時のボスの占いを信じて、旅団がお宝を盗むことを防ぐ…そしてあわよくば奴らを捕まえて懸賞金を得るためだ。
ようやく移動が終わった頃には、時計の針が6を指していた。
「もう夕方か…」
朝から働き詰めで、結局ゴン達と顔を合わせる暇なんて一瞬も無かったなぁ。
戦闘系の能力を持さない私は、言ってしまえば戦力外。
だから、皆に会いに行きたいって言ったところできっと自由にさせて貰えるんだろうけど…
ちらりと目を向けた先に居る彼は、決心した様な あるいは 何かを切り捨てた様な、何とも言えぬ寂しげな色をその瞳に宿らせている。
やっぱりクラピカを一人にはできないや。
放って置いたら消えてしまいそうなんだもん。
「どうかしたの？」と心配そうに顔を覗き込んでくるセンリツに、「緊張しているだけだよ。」と誤魔化すように笑いながら返した。
(センリツってば鋭いなぁ。)
センリツ(Aもクラピカも何だか様子が変だわ。)
*
「オークションの様子を見に行ってくる。」と言って姿を消したヴェーゼ達と連絡がつかなくなって暫く経つ。
クラピカ「A。」
「…うん、分かった。」
背中にかかった声に、出発の汽笛を感じ取って立ち上がった。
あぁ、何だか長い一日になりそうだ。
なんて呑気に考えながら。
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かにかま(プロフ) - みなみさん» 初めまして、素敵なコメントをありがとうございます(^^) 最近はプライベートが色々と忙しいので更新頻度が低いのですが、お付き合い頂けたら嬉しいです。 (2019年11月16日 22時) (
レス) id: 39e4a96b67 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - コメ失礼します…！とっても面白いです！！すごい好きです！これからも頑張ってください…！！！ (2019年11月16日 22時) (レス) id: 1440843f6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かにかま | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/0660ea0a061/
作成日時：2019年10月6日 23時
