#138 ページ28
集合場所の公園には、昨日の騒動が嘘だと思えるくらいに、絵に書いたような幸せそうな家族が多く訪れていた。
(楽しそう、羨ましいな。)
クラピカ「…。」
私も普通の暮らしをしていたら、今頃こうやって家族とピクニックをしていたのかもしれない。でも、そうしたらクラピカ達とは出会えなかった訳で…運命ってつくづく難しいなぁなんて思う。
「早く着きすぎちゃったかもね。」
クラピカ「そうだな。」
「センリツ達大丈夫かな。」なんて話していると、不意に背中を強く押された。
この感覚どこかで……
振り返ると、そこに居たのは二人の少年。
クラピカ「あぁ、二人とも来てくれてありがとう。」
「ゴン、キルア！！二人とも背伸びたね。」
ゴン「久しぶり クラピカ、A！」
キルア「お前は相変わらずババアだな。」
「うるさいわ！こちとらまだ17歳のいたいけな少女なんですー！」
ゴン「こんなこと言ってるけど、キルアってばA達に会うの楽しみにしてたんだよ。」
「へぇー。」
クラピカ「それはそれは。」
キルア「なっ、何で言うんだよゴン！！…あ。」
顔を真っ赤にするキルアに、「素直じゃないんだから。」と笑った。憎まれ口を叩く仲ではあるけど、やっぱり顔を見るとどこか安心してしまうのが解せない。
キルアは照れ隠しなのか、「おいA、俺にアレ奢れよ。」と私の服の裾を引っ張るので、仕方なしにベンチを離れた。
キルア「(えっと、このストロベリーとバニラとチョコ2つと…)」
「(え、多くない！？)」
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かにかま(プロフ) - みなみさん» 初めまして、素敵なコメントをありがとうございます(^^) 最近はプライベートが色々と忙しいので更新頻度が低いのですが、お付き合い頂けたら嬉しいです。 (2019年11月16日 22時) (
レス) id: 39e4a96b67 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - コメ失礼します…！とっても面白いです！！すごい好きです！これからも頑張ってください…！！！ (2019年11月16日 22時) (レス) id: 1440843f6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かにかま | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/0660ea0a061/
作成日時：2019年10月6日 23時
