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no side
一方その頃、少年は一度逃した人質と再開し、不気味なシルエットを並べていた。
ウヴォーギン「着いたぞ、昨日の岩場だ。」
クラピカ「…あぁ。」
ウヴォーギン「俺はいつでも準備万端だぜ。」
少年もといクラピカは、藍色の民族服を剥ぎ取るようにして投げ捨てると左手を胸元に当てた。
クラピカ(絶対に生きて帰る。Aを一人にはできない。)
「どうした、逃げるなら今だぞ。」とおちょくってくる相手に苛立ちを覚えながら、静かに胸から手を離し鎖を空に舞わせた。
クラピカ「用意ならできた。寧ろお前にここで死ぬ覚悟があるのか問いたいくらいだ。」
ウヴォーギン「ははっ、言うじゃねぇか。」
少年は大男を目の前にしても案外冷静だった。
今日は綺麗な月だな。
なんて他に目をやれるくらいには余裕があったのだ。
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かにかま(プロフ) - みなみさん» 初めまして、素敵なコメントをありがとうございます(^^) 最近はプライベートが色々と忙しいので更新頻度が低いのですが、お付き合い頂けたら嬉しいです。 (2019年11月16日 22時) (
レス) id: 39e4a96b67 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - コメ失礼します…！とっても面白いです！！すごい好きです！これからも頑張ってください…！！！ (2019年11月16日 22時) (レス) id: 1440843f6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かにかま | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/0660ea0a061/
作成日時：2019年10月6日 23時
