#49 ページ6
長い廊下を歩いて辿り着いた講堂には、最終試験を合格した者達が集められていた。
重い扉をギィィと開けてその中に入ると、視線は私の元へ集まる。
「ねぇねぇ、私物凄く見られてる気がするんだけど。」
隣に居るクラピカにそう耳打ちする。
クラピカ「当たり前だろう、あんな猛毒を受けて数時間で回復するなんて只事じゃない。」
れ、冷静な分析をありがとうございます。
彼女が言った通り、私の回復力に疑問を抱いていたらしく他の受験者が話しかけてきた。
「なぁ、お前。」と私の肩を叩いたのは、弓矢を背にしょった青年。
(確かキルアと戦う予定だった…)
「__ポックルさんでしたっけ?」
ポックル「あぁ。お前 なんであの毒に耐えられたんだ?」
弓使いは矢の先に毒を塗って射ることが主要な攻撃のひとつだ。恐らく、私以外にも自分の攻撃が効かない人間が居るんじゃないかと気にかけているようだ。
「えーと…その…家庭の事情?」
しどろもどろにそう答えると、彼は怪しむような目で睨んできた。
(そりゃそうだよね、何だよ家庭の事情って!!!)
「何だよ、文句あんのか。」とレオリオが噛み付くと、「いや別に。」と彼はそっぽを向いた。
「レオリオ ありがとう。」
レオリオ「気にすんなって。」
レオリオに頭を撫でられてへへっと笑うと、後ろからまたギィィと重い音がした。
「ゴン!!??」
扉の先にいた少年に、思わず声が漏れた。
165人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「HUNTER×HUNTER」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユーハ(プロフ) - 凄く良いですよね!私も大好きです。 (2020年11月7日 20時) (レス) id: b943d98333 (このIDを非表示/違反報告)
かにかま(プロフ) - ユーハさん» コメントありがとうございます。はい、旧ハンターの声優さん達が大好きなので入れちゃいました(^^) (2020年11月6日 20時) (レス) id: c18fa87c81 (このIDを非表示/違反報告)
ユーハ(プロフ) - HUNTERHUNTERの舞台の話も入れてるんですね!とっても楽しいです。体調に気をつけて更新頑張ってください! (2020年11月6日 18時) (レス) id: b943d98333 (このIDを非表示/違反報告)
かにかま(プロフ) - 桜さん» コメントありがとうございます(^^) ご期待に添えますように頑張りますね! (2019年8月20日 3時) (レス) id: 39e4a96b67 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 続きが楽しみです!頑張ってください! (2019年8月20日 0時) (レス) id: 193d98d6bf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:かにかま | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/0660ea0a061/
作成日時:2019年8月16日 17時