#16 ページ18
「はぁ、やっとだぁ…」
クラピカ「7時間弱といったところだろうか。」
レオリオ「マジで死ぬかと思ったぜ。」
ようやく辿り着いた洞窟の出口。
関門を突破した受験者が次々と地面に倒れ込む。
キルア「大丈夫か、おっさん？」
レオリオ「おっ、おっさんじゃねぇ！」
ゴン「クラピカとAは大丈夫そうだね。」
クラピカ「あぁ、何とかな。」
「大分ヘロヘロだけどね。」とクラピカと顔を見合わせて笑うと、試験官のサトツさんの声が響いた。
「これから次の試験会場に向かいます。先程と同じように私に着いてきてください。途中人面猿の巣やや足場の悪い沼がありますがお気をつけて。」
人面猿…？
クラピカ「人面猿…変化自在に人間の顔を作り出し、真似ることの出来る猿だ。騙されて近付いて来た獲物を喰らう。」
「ほうほう。」
透かさず解説を入れてくるクラピカ先生。
生き字引とはまさにこの事だ。
彼女に感心していると、洞穴の影から鋭い声が空間を刺した。
サトツ(？)「そいつは偽物だ！」
(え、サトツさんが2人…？)
そこに居たのはサトツさんと瓜二つの男だった。
「もしかしてどっちかが人面猿か？」「俺達食われるのか？」と会場がざわめく中、シュッと歯切れのいい音が響いた。
ふと音のした方向を見ると、サトツさんかと思われた男が死んでいた。
対して、もう1人のサトツさんはトランプを人差し指と中指に挟み動揺する様子を全く見せなかった。
？「君が本物だね…♡」
サトツ「…今回は許しますが、次に試験官に攻撃をしたら失格と見なしますよ。」
？「はーい♢」
そして、その攻撃をした主は…
(…ヒソカ…！？)
私を外の世界に連れ出した超本人、ヒソカだった。
やっぱり44番は彼だったんだ。
出来るだけ関わらないようにしよう、そう決心して間もなくヒソカは私たちの元へ歩いてきた。
(なんで来るの！！？？)
キルア「なぁなぁ、アイツこっちに向かってきてねぇか？」
ゴン「何だろうね…」
警戒心を強めキッと眉をつり上げるゴンたち。
彼はそんな4人に見向きもせず、目を白黒させる私の目の前に立つ。
「なっ…何？」
彼はただいつものように目を細め、私の頭をわしゃわしゃと撫でると踵を返した。
「えっ…？」
私以上に困惑しているのは、その光景を目の当たりにしたほかの受験生達だった。
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かにかま(プロフ) - Ruiさん» コメントありがとうございます。折角のお誘いですが、細々と執筆活動に勤しみたいと思っておりますのでイベント等に関心はありません。こんな作品にまで声を掛けてくださってありがとうございます。生意気ですがお許しください…… (2020年8月12日 14時) (
レス) id: c18fa87c81 (このIDを非表示/違反報告)
Rui - クラピカ大好き無理でしたらお断りして構いません長らくコメント失礼しました。 (2020年8月12日 9時) (レス) id: 882913bd82 (このIDを非表示/違反報告)
Rui - いつも楽しませて頂きますもし良かったらイベントで好きな作品読めるやっていますイベントというのはこんな感じ「https://uranai.nosv.org/u.php」日本語下手でもとんでもないです凄く読みやすかったですこれから作品頑張って下さい (2020年8月12日 9時) (レス) id: 882913bd82 (このIDを非表示/違反報告)
かにかま(プロフ) - 加奈さん» コメントありがとうございます。至らぬ点がございましたようで、申し訳ございませんでした。差し支えなければ、ご意見の方をお願いします。 (2020年3月27日 15時) (レス) id: c18fa87c81 (このIDを非表示/違反報告)
加奈 - 意味わかって言ってんだね、君。 (2020年3月27日 15時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かにかま | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/0660ea0a061/
作成日時：2019年7月26日 19時
