9 ゼロ距離 ページ9
会いたい人に、会いたくなるの。
こんなにも、遠距離だけど。大好きなの。
✳︎✳︎
大貴が転勤してから、2年が経った。
ようやく、大好きな、大好きな、大好きで仕方ないあなたに、会える。
到着ゲートで待っていると。
彼の姿を見つけた。そして、彼も私を見つける。
大『A!!!』
「大貴っ!!」
私たちは、思いっきり抱き合った。
頭を優しく撫でてくれる大貴。
大『A…会いたかったよ。』
「私だって。。」
大『ほんとに、この世で一番好き。愛してる。』
「ふふ、私も。笑」
抱きしめる力が強くなる。
「ちょっと、苦しい、、笑」
大『ごめんごめん。笑』
すると、体を離して、真っ直ぐに私の目を見る大貴。
大『A。』
「なあに?」
肩に手をおかれ、ゆっくりと大貴の顔が近づく。
唇が重なった。
大『ふふ、ずっと我慢してた。こんなにも可愛いんだもん。ほんと、抱きしめたかったし、チューしたくて仕方なかった。』
「大貴…」
もう一度、わたしから唇を合わせた。
あんなに遠かった距離が、0になるくらい、近くなりました。
fin
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作者名:りりあ | 作成日時:2022年11月24日 19時