【銀魂】隊長との日常。 (ページ32)

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31話ありがとうページ32

「失礼します。」

……返事がないまま静かに入った。部屋に入ると、そこには総悟が布団で静かに寝ていた。

「総悟……ごめんね」

総悟は寝ている。だから返事もない。寝顔綺麗だな。総悟明日には起きてくれるかな？頭の中には総悟しか出てこない。
私は総悟の頭を撫でる。

「こんなサラサラなんだ、髪の毛…」

結構一緒にいるけど髪の毛触ることなんてそんなになかったからな。

「総悟」

名前を呼んでも返事は帰ってこない。それがこんなに悲しいなんて知らなかった。胸が苦しい。
総悟、早く目ェ覚ましてね…

総悟side

総悟「いっ…………てぇ！」

俺は布団の中にいた。そういえば俺、切られたんだっけ？まあ、Aを守ったんならいいや……。
そういえばAは？

総悟「起きなきゃな………………え？」

俺のすぐ横でAが寝ていた。俺の手を握りながら。布団の中で寝ているわけではないが……
とりあえず無事で良かった。
俺はAの頭をゆっくり撫でた。

「……………んッ…総悟!!?」

Aが起きた。

「総悟大丈夫!?怪我は？」

総悟「体動かすと腹が少し痛むねィ」

Aはめっちゃ心配そうに俺を見てくる。相当心配だったんだろう。

「ごめんね…」

総悟「え？」

Aから謝られた。下を向いたまま動かない。
きっと責任感じてんだろうな。

総悟「何でお前があやまるんでぃ！俺がお前を好きで守ったんだから、お前は俺に感謝しとけばいいんでさぁ」

Aは一瞬ポカーンとしていたが、すぐニコッと笑って

「ありがとう、総悟」

総悟「あぁ」

この笑顔が俺の胸をあたたかくさせてくれた。