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30話 心配 ページ31

真選組内に着いた後、総悟は医務室に連れてかれた。傷は思ったより深くはないらしく、止血もしてたから、命に問題はないらしい。

私は近藤さんの部屋で、近藤さんと土方さんに今あった事を少しずつ話していた。過去の事は話せるところまで。近藤さんにはだいたい話したことあるけど。話し終わると

土方「…すまなかった。大声出して早く話せっても、話せるわけないよな」

「いいんですよ。総悟があの状態だったら誰だってああなりますよ」

土方さんは申し訳なさそうにしてた。まぁ、私が少し涙を流してたのが余計に心配だったのかもしれない。

近藤「Aちゃん本当にごめんな。」

「何で近藤さんが謝ってるんですか…」

近藤「だって、俺がAちゃんの事をちゃんと考えてあげたら……!」

近藤さんが泣きながら言ってくる。本当にいい人だなぁって改めて思うよ。

「近藤さんはいつも皆の事考えてくれてますよ。だから皆近藤さんに着いていくんです。」

近藤「Aちゃん!!」

近藤さんはまた泣き始めた。っていうか泣きすぎだよ。

「……総悟は…大丈夫でしょうか」

私のせいで総悟に傷を負わせた。私が早く気付いてれば。俯きながら考えてた。

近藤「総悟が心配なんだろ?総悟のとこ、行ってきていいぞ」

近藤さんが笑いながら言ってくれた。土方さんも呆れたように笑って

土方「総悟だってお前がそばにいた方がいいんじゃねぇか?」

二人がそう言ってくれると総悟の元へ行きやすい。

「じゃあ行ってきますね」

私は少しニコッとして部屋を出ていった。


そして部屋では……

土方「総悟ってやれば出来るんだな」

近藤「あぁ、総悟はちゃんと好きな子守れる子だよ。まあ泣かしちゃったのはしょうがないか」

土方「ていうか、Aは気付いてないだろうがな。あいつは総悟をどう思ってんだか」









早く総悟に会わなきゃ!

私はダッシュで医務室に向かい始めた。総悟の部屋を通りかけた時…

山崎「あれ、Aちゃん」

ザキさんが総悟の部屋から出てきた。

「総悟は!?」

山崎「沖田隊長は大丈夫だよ。といってもしばらくは安静にしてないとダメだけどね。丁度部屋に運び終わった後だから部屋にいるよ」

よかった。総悟が無事なだけで心が少し軽くなった。

「ありがとザキさん」

私は礼を言うとすぐ部屋に入った。

山崎「Aちゃん、やっぱ心配だったよね。沖田隊長もよかったですね」

そう呟きながらザキは局長室に向かった。

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- あ…あの…すみません…桂のあだ名 「ズラ」じゃなくて「ヅラ」ですよ… (かつらの「か」を抜いて「つ」に濁点をつけただけですから) (2019年9月2日 19時) (レス) id: a55c73a212 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ポン酢。 | 作成日時:2019年3月9日 15時

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