13話 美味しい食べ方。 ページ14
「何この薬?」
総悟「お前、顔に切り傷つくってたろぃ。その薬塗りなせぇ」
確かに切り傷はつくっていたがそんな酷くないし、ほっとけばすぐ治るだろう。
「ほっとけば治るっしょ」
総悟「顔に傷跡残ったらどうするんでぃ。一応女なんだからそんぐらい考えろ」
そう言うと総悟は私に渡した薬を取りあげて、薬を私の頬に塗ってくれた。
「ありがと」
総悟「どういたしやして」
総悟は塗り終わるとすぐに浴場から出ていった。
(………総悟のくせにめずらしいな)
優しく塗ってくれた感触がまだ頬に残っている。
ハァ、気持ちよかった〜。
やっぱ普段より早く入るお風呂は気持ちいいね〜。いつものお風呂もいいけどたまには早めに入るのもいいな。そう考えながら私は食堂に向かった。
隊士「星見副隊長!お疲れ様です!」
「あっ、おつかれー。」
うちの隊士達っていい奴らだよな。ちゃんと挨拶するし、話も聞いてくれる。
私は食堂のおばちゃんにご飯をもらい、席に着いた。
「今日のご飯も美味しそうだな〜。流石おばちゃん。」
土方「Aじゃねーか。」
総悟「あっ、ほんとだ。隣座りやすぜ、A」
そう言って総悟と土方さんが私のいる席に来た。
そしたら土方さん、ご飯にマヨをかけ始めたではないか。
「土方さん、マヨかけなくてもおいしいですよ。」
土方「マヨかけた方が味にコクがでるんだよ」
いやいや、マヨをかけたらただの犬のエサだから。
というか見てて気持ち悪い。
総悟「マヨかけるくらいならタバスコかけた方が美味しいですぜ。土方さんのにもかけたあげやす。」
そう言って土方さんのマヨ丼にタバスコをドバドバかける総悟。
土方「俺の土方スペシャルが!!てめー、なにしやがる総悟!!」
やばい、吐き気が……。っていうか土方さんも総悟も美味しい食べ方を分かっていない。
「マヨやタバスコかけるより、砂糖かけた方がおいしいですよ。土方さん」
そう言って、私は砂糖を土方さんのにかけたあげた。
「A、やめろっ!!」
その後、土方さんに説教をくらった私と総悟であった。
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狼 - あ…あの…すみません…桂のあだ名 「ズラ」じゃなくて「ヅラ」ですよ… (かつらの「か」を抜いて「つ」に濁点をつけただけですから) (2019年9月2日 19時) (レス) id: a55c73a212 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ポン酢。 | 作成日時:2019年3月9日 15時