沖田さん、それ以上近づかないで下さい【沖田総悟】

沖田さん、お仕事は？1 ページ26

｢…………………あの……。｣




｢何ですかィ？｣





｢…………せめて、ペースを週一くらいに……するっていうのはどうですか…？｣





｢それは無いですねィ。｣





｢少しくらい検討してくれても………｣





｢いや、無いですねィ。｣






｢…………はぁ………。｣







沖田さんは、今日も昨日も一昨日もその前も………うちの店に来る。






毎日アイスを食べては、“またハズレだ”と真顔で呟き、私を少々からかってから出ていくというスタイルだ。






確かに、前よりも100円くらいは収入アップ(？)したのだが………なんせ、代償がデカい。





｢どうしたんでィ、ため息なんかついて。｣






(……アンタのせいだよ……！！！！)






毎日家に来られる私の気持ちにもなってみてほしい。毎日が憂鬱、そして疲れる。いちいち疲れるから、そろそろ過労で倒れてしまうかもしれないな。





｢……沖田さん、仕事は？｣






｢仕事？ンなもん知りやせん｣






｢……………い、いや、知ってるでしょ。真選組1番隊隊長！｣





｢大丈夫大丈夫、うちの部下がやってやすよ。｣






｢………隊長として有るまじき発言！？｣





ダメだ、やっぱりこの人、まともじゃ無かった。

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