沖田さん、それ以上近づかないで下さい【沖田総悟】

沖田さんはドSです1 ページ22

「…で、大丈夫アルか、A。」



「…うん………。…いや、何と言いますか…………。ここんところ本当に毎日来てね、あの人…。」



「うっわ、やっぱりキモいアル…！！」




そう言いながら酢昆布を引きちぎるのは、私のお友達の神楽ちゃん。



神楽ちゃんはおぇぇぇと言いながら、わざとらしく身震いしている。



「それにね……。なんか、変態発言が多くて…………。」



「はぁぁ！？何言われたアルか！！」



「……………なんか、……じ、自主規制音の入るような言葉…とか…。」




「×××とか、×××とかアルか！？」




「な、何言ってるの！！神楽ちゃん、ほら、シーっ！！シーっ！！！」




何故みんなそんなに平然とした顔でそんなこと言えるのか分からない。しかも、あの可愛らしい神楽ちゃんまで……！お母さん泣いちゃうよ？どこでそんな言葉覚えてきたの！？



「…まァ良いアル。ちょっとアイツぶっ○しに行ってくるネ。…………A汚した罪は重いアルヨ…。私が100倍返しにしてくるネ………。」



「かっ、神楽ちゃん…！？目がマジなんだけど…！？ていうか、別に汚されてはいないんだけど…………。」



「心配するなヨ。……ちゃんと仕留めるから。」



「えっ、えっ！？標準語に戻ってない！？ま、待って！キャラ設定忘れないで！！神楽ちゃん！？」



神楽ちゃんは、私の声を聞かず、傘を携えて店を出ていった。



(…元気な子……。怪我しなきゃいいけど…。)

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