大切な君＿ﾌｰｺﾞ ページ2
「う...！ジョルノッ！」
「ちょっ、A...！腰が引けてますよ、こっちに来てくれなきゃ」
「はあッ＿痛いッ...」
僕はつい本を取り落とした
明かりが洩れた部屋の奥からはAの高い声とジョルノの何やら妖しげな会話が飛び込んでくる
そう言えばAは今日、重要な任務だったは
ず
帰ってきたのなら最初に会いたかったな、と我ながら女々しい想いを抱いてしまう
だが僕は所詮、彼女に片想いというものをしている立場で彼氏でも何でもないので何も言えないけど
そうか、ジョルノと良い仲だったんだな
少しショックだけれど、想い人がこうやって幸せに愛し合えているのならそれでも良いかもしれない
僕って実はあんまり人に執着がないのか＿？
そのまま部屋を通りすぎようとすると、突然背中に体重がかかる
何事かと思って振り返るとAが息を荒くして僕にしがみついていた
「A...？」
「フーゴ...待って」
はぁはぁ、と息を乱したまま僕の背中にしがみつくA
さっきまでジョルノと共にいたはずなのに＿僕に近づいてくれたことは嬉しかったが、何処かモヤモヤとする
「お願い、部屋まで肩貸して...今上手く歩けなくて」
「...あ」
ふと彼女を一瞥すると、服に大量の血液が付着しているのが分かった
よく見ると顔面も蒼白で＿Aは怪我をしていたのだ
そう言えば以前、ミスタがジョルノに傷を治して貰ったとき喘ぐような声を出してナランチャに勘違いされていたことがあったような
＿よかった...ジョルノとそういう仲じゃあなかったんだな
ハッとする、僕は今よかったと思った
さっきあんなことを思っていながらもやっぱり僕は彼女が好きだ
実は心の底では嫉妬、していたのかな
僕は何処か晴れ晴れとした気持ちでAを抱き上げた
至近距離に彼女の顔が見えてドキドキとするが、それ以上にこんなにもAと近くに居れることが嬉しい
「フーゴ...！重いよ」
「大丈夫ですよ、これでも男ですから」
ありがとう、と穏やかに眼をつむる彼女
相当疲れたのだろう、そのまま眠ってしまった
痛かったろうな、怖かったろうな
彼女の痛がる姿なんて見たくない
そんなもの見てしまったら僕の方が気がおかしくなってしまいそうだ
大好きで大切なA
僕のものになれなんて、そんなおこがましいことは言わないけれど
A、君が何処にいたって、誰といたって
僕は君のことを想っていたいよ
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yu - リクエストお願いします！ドッピオで独占欲系のをお願いします！ (2019年10月18日 22時) (
レス) id: 4c1ddb9ee6 (このIDを非表示/違反報告)
フラジール - アバッキオが敬語…だと!?（何か失礼だな…） (2019年6月18日 20時) (レス) id: dca7bd7b81 (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - ↓のリク アバッキオは夢主が依存してる事知ってる設定で (2019年5月8日 17時) (携帯から) (レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - リクエストで夢主がアバッキオに依存してる話お願いします 夢主はアバッキオを『レオーネ』って呼んでる設定で (2019年5月8日 16時) (携帯から) (レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)
饅頭茶漬けヽ(*≧ω≦)ﾉ(プロフ) - ん”ん”ん”ん”！リクエスト書いてくださりありがとうございました！すごくよかったです！ (2019年2月23日 20時) (レス) id: a5473f27af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RIOT | 作成日時：2019年2月11日 16時
