酔っぱらいの談義＿護衛逆ﾊｰ ページ43
「あ、オイA〜、ちょっと来いよ」
「もうォ〜〜何？」
風呂から上がり、これから部屋で録り溜めしてあったドラマを消化しようとワインとサラミ片手に部屋へ向かっていると既に出来上がったミスタたちに呼び止められた
アバッキオやフーゴも珍しく大量に飲んでいるようで、顔がほんのり赤くなっている
「わ、ナランチャすんごい涎」
「うわッ！きたねッ」
ミスタに寄りかかって寝ているナランチャを指差すとミスタがキャーと悲鳴を上げて飛び退いた
彼のお気に入りのセーターにはナランチャの涎がバッチリと付着している
うげ、と顔を歪めたミスタはセーターを脱ぎ捨てて脱衣場の洗濯機に放り込む
帰ってきたときには上半身裸だった
「ちょっと、やめてよね部屋が臭くなるでしょ？」
「やめろよそのネタ引きずるの」
わざとらしく鼻を摘まんで臭いというジェスチャーをするとフーゴも「う〜ックセェ〜」と笑いながら倒れるフリをした
フーゴは酔うといつもの10倍くらいにはノリが良くなる
「んで？さっき何で呼んだの」
キュポン、とワインの栓を抜いて白い液体をグラスに並々と注ぐ
サラミに手を伸ばしながら側に居たアバッキオにもたれ掛かった
「あ〜、そうそう。俺たちで話してたんだけどよォ、本人に聞くのが一番だと思ってよ」
「え？ミスタホントにきくんですかぁ」
「言えよミスタ、意外とおもしれー答えが帰ってくるかもしんねーぞ」
ケラケラと笑いながら私にはよく分からない話を繰り広げる三人
何だ、何だと詰め寄っても三人は笑うばかりでなかなか口を割らない
「も〜ッ、教えてくれないなら部屋行くけど！」
「あッ待て！言うッて！だから、その、A。オメーの性感＿」
「＿は、あッ」
しん＿と辺りが静まり返った
自分でも誰の声だ、と疑問に思うほど高くて甘い声
私は急いで口を抑えて、恐る恐る眼を下へと向ける
「えへへ＿」
「なっ、な、らんちゃ！？」
先程までミスタに寄りかかっていた筈のナランチャがショートパンツを履いた私の太ももに舌を這わせていた
さっきのはペロリとそこを舐められたので出た声らしかった
「太ももか〜意外とそそる趣味してんじゃあねーか」
「そこはナシだよな〜ッ、反則だぜイエローカードッ」
私の羞恥も知らずアバッキオとミスタは私の性感帯談義で盛り上がっている
フーゴは突っ伏して何かブツブツ唱えている
「＿もう嫌」
私はこの四人の飲み会には一生参加しないと心に誓った
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RIOT(プロフ) - こちらの作品を読んで頂きました皆様、誠にありがとうございました。本日をもちまして、この小説は続編に移行することとなりました。今まで読んでくださり、ありがとうございました。続編でお待ちしております。 (2019年2月11日 16時) (
レス) id: b929e6efef (このIDを非表示/違反報告)
RIOT(プロフ) - 高杜さん» ありがとうございます〜！結局夢主も依存してるっていう共依存になっちゃったんですけど、凄く楽しく書けたので良かったです。是非これからもよろしくお願いします！ (2019年2月11日 15時) (レス) id: b929e6efef (このIDを非表示/違反報告)
高杜(プロフ) - フーゴくんのお話とっても良かったです…！！本当にありがとうございました！これからの更新も楽しみです、応援しています！ (2019年2月11日 12時) (レス) id: c2df969f37 (このIDを非表示/違反報告)
あいすすとろべりー(プロフ) - またリクでブチャラティとアバッキオが夢主ちゃんを取り合いする奴をお願いします！ (2019年2月10日 23時) (レス) id: d243ef7454 (このIDを非表示/違反報告)
カト☆(プロフ) - またまたリクエストよろしいでしょうか...？！よろしかったらポンペイ組をお願いします！ (2019年2月10日 3時) (レス) id: f4cd32f168 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RIOT | 作成日時：2019年1月17日 18時
